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仮(形式)主語(目的語)のitを受ける真主語はto 不定詞、that節だけじゃない!【やさしく語る英文法21】

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仮主語・強調構文

 

この記事を読むと
真主語の受ける形がto不定詞、that節だけじゃないことが分かります。

 

● こんにちは、まこちょです。

 

わたしも含めて、みなさんが学習する英文法の単元に「仮主語(目的語)のit」ってありますよね?例えばこういったものです。

 

例 

It is easy to speak English.
「英語を話すのは簡単だ」

 

このIt「仮主語(形式主語)」と呼ばれているものなのですが、この文は本来、



To speak English is easy.

 

という形の文なのです。この文の主語(S)は赤い部分なのですが、実は英語って主語(S)の部分が長くなるとかなり【イケてない】文章として忌み嫌われたりするのです。(余談ですが私は昔、よく中学生相手にこの英文を「「頭でっかちの文」だからこんな文章書いているとモテねーぞ!」なんていって教えていたものです)

 

こんな場合は赤い部分に「仮」であるItを置いて、本当の(真の)主語を文の後ろに避難するのです。英語は動詞の後ろが長くなる分には全然問題ないんですね。

 

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itは仮【主語】だけじゃない

これは主語だけではなく目的語(O)の部分でも使えるんです。主にSVOCの第5文型で起こりますね。



例 

I found to read this book interesting.



まず初めにお断りしておきますがこの文は間違っています。この赤い箇所がfound(find)の目的語(O)なのですが、SVOC文型Oの位置には不定詞句を置けないことになっているのです。



理由は、不定詞でできた句などを動詞補語(C)の間に入れてしまうと必然的に動詞と補語(C)の間が離れてしまうので、英文の文型が分かりづらくなるからなんですね。したがってこの場合も



例 

I found it interesting to read this book.
「私はこの本を読むのは楽しいと分かった」



I(S) found(V) it(O) interesting(C) [to read this book].



とOの位置にitを置いて、SVOCをすっきり分かりやすくするんです。



とまぁ、これが仮主語・仮目的語のitの真相といいますか基本ルールなのですが、先日生徒からこんな質問があったんです。



なんでも答えを間違えたと。どれどれと思い問題を見せてもらいました。そしたら、



【問題】

It’s fun ( ) here with you.

① work
② working
③ worked
④ to be worked



とこんな感じの問題で、その生徒は習いたての仮主語構文だと思い、意気揚々と④を選択したらしいのですがこれが不正解だと。



ははぁ…と思いましたね。



この生徒は仮主語のitを受ける真主語の形はto不定詞だけだと思ったんですね。だから何の疑問も持たずにto不定詞の④を選択してしまったようです。



じつは真主語to不定詞だけじゃないんです。他にも色々あるんですね。




そういうわけで今回は仮主語(目的語)のitを受ける「真主語」の形をまとめてみようかなと思います。



ぜひ皆さんの英文法学習の手助けになってくださればと思います。

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真主語の形はこれだけあるぞ

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では順番に見ていきましょう。意外に結構あるんですよね。



① that節が真主語

まずはコレ。比較的多く見られる形ではないでしょうか。真主語といったらこれとto不定詞、と思ってらっしゃる方が多いようですね。もちろんそれだけでは全然足らず、実はthat節も置くことができるのは覚えておきましょう。


 

例 

It is important that we make an effort.
「努力をすることは重要である」

 

 

ちなみにIt is ~that SVとIt is ~to Vは微妙にニュアンスが違い、実はさりげなく使い分けているのは押さえておくと良いでしょう。

 

It is ~that SVとIt is ~to Vの違いについて詳しく学習したい人はこちらの記事へどうぞ

it is 形容詞 that S V とit is 形容詞 for to Vの違いとは?使い分けを徹底解説!
...
It is ~ to do はいつでもIt is ~ doingにすることは可能か?使い方をちょっと調べてみた
...
 

② 動名詞が真主語

~ingの形で仮主語(目的語)を受けることもできるんですね。このパターンで有名なのは以下の熟語ですね。




例 

It is no use crying over spilt milk.
「こぼれてしまった牛乳を嘆くことは、無駄なことだ。(覆水盆に返らず)」
 



これは有名な英語のことわざで、みなさんは動名詞の単元で学習したりします。It is no use (good) ~ing…「~してもむだだ」の形で「熟語表現」として暗記している方もいらっしゃるのではないでしょうか。




実はこれ、動名詞を真主語とした仮(形式)主語構文だったんですね~!ですからこのit「それ」とか訳しちゃダメですよ。


③ 間接疑問文が真主語

これも意外な人は意外なのではないでしょうか。ですが、実は結構な確立で入試問題になっていたりしますよ!



例 

It doesn’t matter how many hours you keep that running.
「あなたはそれを何時間動作させても構いません」



It doesn’t matter~の構文で「~なのは重要じゃない」という意味なのですが、この時使われてるIt仮主語なんです。



ちなみにこの構文は間接疑問文だけでなく、whether節「~かどうか」のような名詞節も受けることがあります。



It doesn’t matter whether we win or not.
「勝敗は問うところではない」



とこのように仮(形式)主語が受ける真主語の形はいろいろ種類があり、to不定詞that節だけでないぞ!と押さえておくと良いでしょう。




ところで先ほどの生徒さんが持ってきた問題はいったいどれが正解なのでしょうか?




正解は②。このItを受けるのは「動名詞」の形のworkingだったんですね!




え?なぜ④はダメなのかって?



この不定詞to以下がbe worked「受動態」になっていますよね。



work「働く」は自動詞でそもそも受動態の形になれないのであった!



おあとがよろしいようで。

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まとめ

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さて今回はいかがだったでしょうか。今回の真主語の形、ぜひ知識のレパートリーに加えていただえたらうれしいです!


ではまた!

仮主語構文について詳しい学習手順が知りたい記事はこちらへどうぞ。

仮主語構文の学習方法が分かるボタン

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