読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

まこちょ英語ブログ

英語についてつらつらと学習するサイト

MENU

後ろの内容を指す代名詞thisとはいったい何!?コロンを上手くさばく方法とは?【第61回英文解釈】

スポンサーリンク

f:id:makocho0828:20170124151416j:plain


●こんにちはまこちょです。


今回の英文はこちらをを用意しました。


「知識」についてのお話ですが、なるほど今日の教育事情そのものの内容になっています。


ぜひ最後まで粘り強く読んでみることをオススメします。

本日のお題

【問61】
① A boy who merely learns pieces of information by heart can hardly be said to know anything - still less, to understand what he knows.② Knowledge is meaningless unless it is somehow related to the actual position of the knower, and so forms what is called "wisdom". ③ This is, in fact, the aim of education: not just to give information about this or that, but to relate bits and pieces of knowledge to each other in a unified vision or understanding of life.


今回は3文構成、手ごわいですよ!




【解説】

[①の文]
A boy who merely learns pieces of information by heart can hardly be said to know anything - still less, to understand what he knows.

主節のSとVを発見しよう


● A boy who merely learns pieces of information by heart.... ⇒ A boyが主語(S)ですね。(V)を見つけようとしているはずですが関係代名詞のwho節が入り込んでしまっています。

ですが「直読直解」では【ブレル】のは禁物。(V)を探しつつwho節を処理します。

mearely「ただ」 learn ~by heart「~を暗記する」 piece「こま切れ・断片」


A boy ⇐[who merely learns pieces of information by heart]


訳「知識の断片をただ暗記している少年【は】」


そして


A boy who... can hardly be said...


とA boyの動詞can be...が現れて「ほっと」します。can beがwho節の中に入らないのは、原則1つの節には動詞は1つだからです。


主語(S)と動詞が上手く見つからなかった!という人はこちらの記事をどうぞ
www.makocho0828.net
www.makocho0828.net

still lessが繋いでいるものは?


can hardly be said to know anything.... ⇒ hardlyがnotの仲間という知識は重要ですね。これを知らないと文意が取れません。hardly 「ほとんど~ない・とても~ない」

訳「知識の断片をただ暗記している少年は何かを知っているなどとはとても言えない

続いて

... - still less, to understand what he knows.


と比較級であるstill less「ましてや~ない」構文が入ります。比較級ですので「何かと何かを比べる」わけですから、この比べる対象は文法的にも内容的にも同じ形をしていなければなりません。

例 He cannot speak English, still less French.
「彼は英語が話せないし、フランス語はなおさらだ」

したがってこの「同じ」という点で文を眺めてみると


...can hardly be said to know anything - still less, to understand what he knows.


と比べているものが分かるわけです。

訳「知識の断片をただ暗記している少年は何かを知っているなどとはとても言えないし、ましてや、知っていることを理解しているなどとは言えない


比較級について詳しい記事はこちらです
www.makocho0828.net


[②の文]

Knowledge is meaningless unless it is somehow related to the actual position of the knower, and so forms what is called "wisdom".

andの繋いでいるものは?


● Knowledge is meaningless unless it is somehow related to the actual position of the knower,  ⇒ 文型的にはそこまで難解ではありません。どちらかというと単語的な問題かと。

meaninglessは「無意味」、unlessは接続詞で「もし~でなければ」be related to「~に関係する」、knower「知識を持っている人」

訳「知識は、それが何らかの形で、その知識を持っている本人の実際の立場と関係づけられなければ、無意味なものとなる」

そして、


... and so forms what is called "wisdom".


とandでつながった箇所になります。もちろんこのandがどことつながっているのかを明確にしていきましょう。

その時 A and B とA but Bの違いをよく知っているかがカギとなります。

例えば


例 

I like him, ( ) you like him.

① and
② but


という問題があったら(     )にどちらの接続詞を入れますか?

この2つの文は「好き」という動詞を軸に「同じ方向性」を向いていることが分かります。したがって①が適切です。

A and BのAとBはベクトル的に「同じ」方向性を向くのです。andが【順接】と言われる理由が分かりますね。


ではこれは?


I like him, ( ) you don't like him.

① and
② but


今度は「好き」「好きじゃない」と意味的に「逆」の方向性を向いているのがわかります。したがって【逆接】のbutを入れましょう。


今回の文andがもし


Knowledge is meaningless... and so forms what is called "wisdom".

の箇所を繋げているならば、「知識は無意味で、(そして)「英知」を形成する」となり、andを軸にして同じ「方向」を向いていない文がくっついていることになってしまいます。

したがってこのandが繋いでいるものは


... unless it is somehow related to the actual position of the knower, and so forms what is called "wisdom".


「関連性を作る「英知を作ると同じ方向性を繋いでいることが分かるわけですね。

訳「知識は、それが何らかの形で、その知識を持っている本人の実際の立場と関係づけられ、そしてそれによっていわゆる「英知」を形成するものでなければ、無意味なものとなる」


等位接続詞の詳しい記事はこちらになります
www.makocho0828.net
www.makocho0828.net


[③の文]

This is, in fact, the aim of education: not just to give information about this or that, but to relate bits and pieces of knowledge to each other in a unified vision or understanding of life.

このthisは何を指す?


This is, in fact, the aim of education: ... ⇒ これも文型的には大したものではないですね。

aim「狙い・目的」

訳「実際、これは教育の目的なのである」

このthisは代名詞ですね。基本姿勢としてthis「直前の文・一部分」を指します。

したがって今回は「this = 知識は、それが何らかの形で、その知識を持っている本人の実際の立場と関係づけられ、そしてそれによっていわゆる「英知」を形成すること」になりますがちょっと「抽象的」で分かりづらいのも事実。

ですがこの文の後ろの「:」がこの状況を救ってくれるんです。

「:(コロン)」の具体的な使い方は「前の箇所のよくわからないところを説明する」ために使うのでした。

つまり「:」以下で先ほどの抽象的な部分を説明してくれるんです。ありがたいですね。


...: not just to give information about this or that, but to relate bits and pieces of knowledge to each other in a unified vision or understanding of life.

not just(only) A but (also) B の相関構文が使われています。A、Bともどもto不定詞が使われていて分かりやすい構図。「AだけでなくBすることだ」とまとめると良いでしょう。

relate A to B 「AをBに関連付ける」 bit「断片」 in a unified vision 「まとまった姿で」


訳「実際、これが教育の目的なのである。すなわち、ただある特定のことについての知識を与えるのではなく、個々の断片的な知識を、人生について総合的な見方や理解ができるように、互いに関連付けることである


つまり実質上thisが受けるのは「:以下」のto不定詞だったということですね!


記号について強くなりたい人はこちらがおススメ
www.makocho0828.net


さて決まった、全体訳はこちらになります。

全体訳「知識の断片をただ暗記している少年は何かを知っているなどとはとても言えないし、ましてや、知っていることを理解しているなどとは言えない。知識は、それが何らかの形で、その知識を持っている本人の実際の立場と関係づけられ、そしてそれによっていわゆる「英知」を形成するものでなければ、無意味なものとなるのだ。実際、これが教育の目的なのである。すなわち、ただある特定のことについての知識を与えるのではなく、個々の断片的な知識を、人生について総合的な見方や理解ができるように、互いに関連付けることである」

最近の教育現場を示唆するような内容で面白いですね。

まとめ

f:id:makocho0828:20170124151503j:plain

さて今回はいかがだったでしょうか。今回のポイントは、

① 比較級の処理
② 等位接続詞の「方向性」
③ 代名詞thisの処理
④ コロンが教えてくれるもの

でした!


ではまた

第1回英文解釈はこちらになります
www.makocho0828.net


合わせて読みたいこんな記事があります
www.makocho0828.net
www.makocho0828.net
www.makocho0828.net
www.makocho0828.net
www.makocho0828.net
www.makocho0828.net
www.makocho0828.net
www.makocho0828.net
www.makocho0828.net
www.makocho0828.net
www.makocho0828.net
www.makocho0828.net
www.makocho0828.net
www.makocho0828.net