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なぜhave no choice but は後ろに「to不定詞」が続くのに、do nothing butは「動詞の原形」が続くのか!?

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この記事を読むと
have no choice but to Vとdo nothing but Vの違いが分かります。



● こんにちは、まこちょです。



先日、生徒からこのような質問を受けました。




「先生、have no choice but ~の表現はbutの後ろにto不定詞が来るのに、なぜdo nothing but~は後ろに動詞の原形が来るのですか?」



というもの。



have no choice but to Vbut「~する以外」という意味で使われており、「~する以外選択肢がない ⇒ ~するしかない」 という熟語表現になるんです。



We have no choice but to wait.
「時機を待つよりほかは無い」




それに対してdo nothing but + 動詞の原形「~以外しない・~してばかりいる」という熟語表現。




They do nothing but complain.
「彼らは不平ばかり言う」




なるほど、確かに一方ではbutの後ろがto+動詞の原形であるのに対して、もう一方は動詞の原形だけですよね。



これ、なかなか鋭い質問だと思うんですよね!こういうところを疑問にもち素直に質問するというのは受験生にとっては「当然」だと思うんですよ。ですからこの質問を受けたとき、まず素直に嬉しくなりました。だって「四の五の言わずに暗記しろ!」なんて言われてしまうと受験生の「考える力」なんて養えるわけありませんからね。



なぜこのような違いが起こるのでしょう?本日はこの辺を掘り下げて考えてみたいかなと思います。確かに不思議だなぁこれ...

このイディオムのbutは「前置詞」だが...


ここのbut品詞的には「前置詞」に分類されるのですが、そもそもこの点からして「?」がつかないとおかしいんです。なぜって前置詞の後ろは必ず「名詞」がつくはずだからですよね。



そうつまりこのbut「前置詞」のくせに後ろにto不定詞動詞の原形がくるという時点で「違和感」バリバリなわけです。なぜこんなことが起こるのでしょうか。



ところで、もともとbutって「等位接続詞」の仲間として我々は学習していますよね。等位接続詞といったらand、orと並んでbutも当然学習します。そしてこの等位接続詞のポイントはこの当ブログでも散々テーマとして取り上げさせていただいています。



参考までに
www.makocho0828.net
www.makocho0828.net



この等位接続詞を語る上で非常に重要なポイントが以下のところでした。それは、


A and(but、or) B
⇒ AとBは文法的に同じ形が来る。



というもの。「文法的に同じ形がくる」のであれば品詞は名詞であろうが動詞であろうが構わないわけです。



つまりこのイディオムは等位接続詞としてのbutの性質が色濃く残っているといえますね。



そしてこの点がbutの後ろにくる形に影響を及ぼしているといっても良いでしょう。



そう、このイディオムのbutは、それぞれ何と何を「文法的に等しく」繋げているのでしょう。ここに今回の理解ポイントがあったのでした!



では一つ一つ見ていきましょう。あなたは驚愕の事実に直面することになる!(大げさだなぁ)

do nothing but + 動詞の原形


先ほどの例文をもう一度。




They do nothing but complain.
「彼らは不平ばかり言う」




このbut等位接続詞としてもう一度眺めなおしていただけますか。するとこのcomplain「動詞」ですので、butの前の動詞とつなげていることが分かるわけです。つまり



do nothing but complain.



と、このイディオムはdo nothing「何もしない」complain「不満をいう」の2つの動詞をbutで繋いでいたのです。だからbutの後ろは動詞の原形が来ていたというわけです。


6/17【追記】


もちろんこのbutは等位接続詞ですから、要はbut前の対応箇所と同じ形にすればいいわけです。したがって何も「動詞の原形」だけ来るというわけではなく、以下のような形もよく見られます。


He is doing nothing but causing trouble.
「彼はもめごとを起こしてばかりいる」



あくまでもA but BのAとBは「文法的に等しくなる」というところが重要です。


【追記終】




そうするともう一つのイディオムがbut to Vになっているのは....?



We have no choice but to wait.
「時機を待つよりほかは無い」




そうこのto不定詞「~すること」「名詞用法」



つまりこのbut名詞を繋げていることになるのです。




have no choice but to wait.



こちらのイディオムはchoice「選択」to wait「待つこと(待つという選択)」の2つの「名詞」をbutで繋ぐために、to不定詞の形にして「名詞用法」にしているのだった!



なるほど、butがつないでいる対象がそれぞれのイディオムで異なっていた!これがこのイディオムのbutの後ろの形の違いにつながっていたんですね。

to不定詞の部分を動名詞~ing「~すること」にするのは可能か?


そういえば、to不定詞の名詞用法動名詞~ingの用法に書き換えができるのでしょうか?確かに両方とも「~すること」って訳しますものね。



じつはこの点も前にこのサイトで取り上げさせてもらっているんです。これがその記事。


参考までに
www.makocho0828.net
www.makocho0828.net



この記事でのto不定詞動名詞~ingの最大ポイントはコレでした。


to不定詞と動名詞~ingの違い
① to不定詞 ⇒ これからすること(未来志向)
② ~ing(動名詞)⇒ もうしたこと(過去志向)



そう、このイディオムは「~する以外選択肢がない」という意味でもお分かりの通り、「~」にはいるのはすべて「これからする」ことに限られるのです。したがって一見動名詞~ingで書き換えが出来そうですが相性が全く合わないのでした!

まとめ

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さて今回はいかがだったでしょうか。一見、ただ意味もなく暗記させられている場合でも、実はしっかりと「英文法」のルールに乗って作られている、こんなことが分かる今回の記事になりました。



ぜひ今後ともよろしくお願いします。



ではまた。



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