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第五文型のSVOCの文がSVCOの形に倒置するのはどういった場合か?その見分け方を徹底解説!【英文解釈】

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この記事を読むと
SVOCの「倒置」の形が分かります。

 

● こんにちは、まこちょです。

 

英文は基本文型としてSVOCなどの5文型の型がありますが、時々そういった文型の語順を無視した文が出てくることがあります。

 

人はそれを「倒置」といったりします。

 

この「倒置」、苦手にしている人が多く、おおむね「倒置」の文と気づかなくて困る!のがその理由です。



もちろん倒置と分かるにはある程度の修練が必要ですが、倒置が起こる場合は【通常ではありえない形】⇒【英文法のルールから反している】場合が多く、実は特徴が如実に出る場合が多いんですね。

 

したがって焦らずにルールに従って英文を読んでいくと、「倒置」に気づく場合がほとんどです。

 

そこで今回はこの倒置に関する英文をセレクトしてみました。ぜひ丁寧に文章を読みほどいてみましょう!

 

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本日の英文

【問】

① Many of the most heated arguments that take place can never be resolved because the disputants have not made clear to themselves or to the other party exactly what it is that they are discussing.




今回はたった1文で若干長めの文章になっています。ぜひ丹念に読み進めてみましょう。



[解説]



Many of the most heated arguments that take place can never be resolved because the disputants have not made clear to themselves or to the other party exactly what it is that they are discussing.

主節のS+Vをとらえる

Many of the most heated arguments that take place…Many of the most heated arguments(S)。もちろん動詞(V)を追いかけますが、その前にthat節が。




Many of the most heated arguments that take place…




もしこの部分、thatがなければ




Many of the most heated arguments(S) take place(V)




と普通に処理できたと思うのですが、たった一語のthatのせいでこの読み方が封じられましたね。


このthatは関係代名詞のthat

take place(S)がないのでこのthat節は関係代名詞と「感じ」、argumentsにかけつつ、




Many of the most heated arguments ⇐[that take place] can never be resolved



can never be resolved(V)を発見しています。that節の種類をしっかりと把握するのは英文解釈上超重要テーマと考えて結構。


that節の種類がわからない!と思った方、こちらの記事へどうぞ
www.makocho0828.net

SとVの発見方法についてはこちらの記事へどうぞ
www.makocho0828.net
www.makocho0828.net


訳「実際に起こる最高の激論の多く【は】解決不可能である」


 

makeは他動詞が基本

● … because the disputants have not made clear… ⇒ because節。because① because S+V ② because of 名詞の2つのパターンがあることは頭に入れておくのが良いでしょう。ここでは




… because the disputants(S) have not made(V)



because S+Vのとなっていることをつかみます。ここまでは問題ないかと。ですが、




… have not made clear




clearを見てこの文章の「不自然さ」に気づいた方はかなり英語が得意な、もしくは「慣れている」方かと思います。


SVOCの倒置構文に気づく

makeはこれまで散々処理してきた「常連」単語です。そしてその結果、make他動詞であることはしっかり押さえなければなりません。「あること」が頭の中に出来上がっています。つまり



make + O
make + O + O
make + O + C



makeは後ろに目的語(O)を置かなくてはならない動詞なんです。ですがclear形容詞目的語(O)になることができません。




そう、ここでmakeには絶対にありえない語が後ろに来ていることをしっかりと感じられるのが「力」というやつです。




makeは後ろにclear(形容詞)が続くことはない

makeの後ろのOとCが倒置しているのでは?




clear形容詞ですのでC(補語)にしかなることはできません。この箇所が倒置しているということは




make + O + clear

make + clear + O




と考えられたあなたはかなり力があります。Oは名詞ですから、ではclearの後ろに本当に名詞が出てくるのか探してみると





… made clear (to themselves or to the other party) exactly what it is that they are discussing.





後ろのorでつながったto themselves、to other partyを( )でくくり読み解いていくと





… made clear… what it is that they are discussing.





このwhat節を見て心底安心するんです。




なぜってwhat節は全体で「名詞節」になるから。つまり探していた「名詞」があったんです。




it is ★ that they are discussing





「強調構文」だったものの、★の文がwhatになって前に飛び出した形になっていますね!



強調構文ってなに?って思ってしまった人、こちらの記事へどうぞ
www.makocho0828.net
www.makocho0828.net




… made(V) clear(C) [what it is that they are discussing](O).




SVOC文型の基本の訳し方を守って読んでいきます。


訳「…なぜならそれは論争の当事者が自分や相手に対して、いったい正確に何を議論しているのか明確にしていないからである」


SVOCの訳し方には注意しよう!
www.makocho0828.net
www.makocho0828.net



全体訳「実際に起こる最高の激論の多くは解決不能である。なぜならそれは論争の当事者が自分や相手に対して、いったい正確に何を議論しているのか明確にしていないからである」

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まとめ

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さて、今回はいかがだったでしょうか。今回のようにSVOCのOの部分が修飾語句等で長くなってしまった場合、今回のようにSVCOの形になって倒置するときがあります。ぜひ気づいて訳に反映させてあげましょう!



ではまた。

「倒置」の学習方法が今一つよく分からない方は以下のボタンをクリック!

倒置の学習方法

 

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