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「クジラ構文」とはいったい何?no more A than B とno less A than Bの訳し方に悩まない方法はこれだ

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比較級・最上級

 

この記事を読むと
「クジラ構文」の絶対忘れない訳し方が分かります

 

● みなさんこんにちは、まこちょです。

 

英語学習をしていると時に面白いネーミングに出くわすことってありますよね。

 

今回ご紹介する「クジラ構文」の名前も、なかなか只者ではない雰囲気が漂っています(笑)




ですが、この「クジラ構文」についての質問は多く、じつは受験生にとっては難関なのかもしれないなぁとその度に思っていたりします。

 

 

「先生クジラ構文って何ですか?」

「なぜクジラの構文って言うんですか?」

「クジラ構文のno more A than Bno less A than Bの違いが分からなくなるんですが…」

 

このクジラ構文に関する質問はおおむね上の3つに絞られます。最初の質問は本当にストレートな質問ですよね(笑)

 

私も高校生のとき初めてこの「クジラ構文」の名前を聞いたのですが、思わず「は?」と聞き返したのを覚えています。

 

3つ目の質問の方が深刻ですね。これも気持ちは良く分かります。no more A than Bno less A than Bの違いなんて時が経ったらすぐ忘れちゃって困ったものです。

 

しかもこの「クジラ構文」、国公立、私立問わず和訳問題でも本当に多く出題されるんですよね。

 

そこで今回はこの「クジラ構文」について徹底解説!特に和訳問題でno more A than Bとか出てしまったらお手上げ、というような英語学習者に、とても簡単に分かる和訳のコツを教えます。

 

ぜひマスターして、周りの友達から「ミスター(ミス)クジラ」(?)と呼ばれるようになってくださいね!

 

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クジラ構文ってなんですか

クジラ構文というのはno more A than Bno less A than Bなどの比較級を使った構文を総称して指します。そう言うと「なんでこれがクジラ?」という質問が後を絶ちません。


この構文が「クジラ構文」と呼ばれるようになった理由は、この構文を使った「例文」にあります。あまりにも有名なこの例文、知らないと「クジラ構文」について語ってはいけません(笑)




A whale is no more a fish than a horse is.

「馬が魚でないのと同様に、クジラも魚ではない」

 

そうこの例文が「クジラ構文」と呼ばれるようになった所以で、A whale「クジラ」を使った例文がこの構文の解説のときによく使われるからなんですね。もちろんしっかりとこの例文は覚えておいた方が良いでしょう。


ところでこの構文、訳せますか?



この文の訳は「馬が魚でないのと同様に、クジラも魚ではない」と訳します。

 

 

ここで英語学習者が疑問に思うのは、この構文A is no more B than C is (B)「Cが(B)でないのと同様に、AはBでない」と訳すくせに、なぜ「…と同様に(同じように)」と訳すのか、という点です。

 

「~と同じように」ならば比較級 no more ~thanではなくて、むしろnot … as ~asを使えばいいじゃないかと思いませんか?考えれば考えるほど不思議ですよね。



そこで以下ではこの構文について訳し方を説明しますが、その前にこの「クジラ構文」についてのお約束についてちょっと触れます。

no more A than B = not ~any more A than B

まずこのクジラ構文なのですがno more A than B / no less A than Bという形で紹介されることが多いのですが、no = not ~ anyと分解することも可能です。したがって先ほどの例文は



A whale is no more a fish than a horse is.


= A whale is not a fish any more than a horse is.




としても同じ意味になります。

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これが「クジラ構文」の訳しかた

このクジラ構文、生徒の質問を聞くとno more A than B no less A than Bの訳仕方がごちゃごちゃになってしまって困ってしまう人がいるようです。そこで「コツ」みたいなものを教えますので悩んだら使ってみてください。

イメージを使う


まずみなさんは「no」という単語に「+」「-」のイメージをつけるとしたらどっちですか?



noは否定の語句ですから「~ない」ですので、どちらかといえば「-」のイメージがあるのではないでしょうか。


no =「-」



moreはどうでしょう?「+」「-」でいったら「多い」ですから「+」ですかね。


 

more = 「+」



そうしたらlessmoreの「逆」のイメージがありますから「-」ですね。ちょっとまとめてみましょう。


no =「-」

more = 「+」

less = 「-」



なんか一見すると英語学習ブログ(算数ブログ?)らしからぬ風景ですがご了承ください(笑)。


ここからは掛け算です。それぞれ掛けてみましょう。例えば


no more


ですがこの2つの単語を「掛け算」したらどうなりますか?



no × more = 「-」×「+」「-」



そう、出てくる答えは「-」、すなわち「~ない」です。




この「ない」の意味をno more A than B「A」「B」にそれぞれ入れてあげましょう。すると意味はこうなります。




no more A than B

= 「Bでないのと同様にAでない




A whale is no more a fish than a horse is.

「馬が魚でないのと同様に、クジラは魚ではない




morelessに変えてみましょうか。するとno less「-」「-」。掛けると



no × less = 「-」×「-」= 「+」「ある」



それぞれAB「ある(肯定)」という訳を入れてあげてください。つまり



no less A than B

=「Bであるのと同様にAである



My daughter is no less talkative than my wife is.

「私の娘は妻に負けず劣らずおしゃべりだ」



簡単でしょ?


He is no more handsome than I am.

「私はハンサムでないのと同様に彼はハンサムではない」

「彼をハンサムって言うのは、俺をハンサムって言うようなものだ」

 

なぜthanを「~と同様に」と訳すのか?

最後に、このクジラ構文のno more A than Bがなぜ「Bでないのと同様にAでない」と訳すのかを説明します。

 

実はこの構文はnotではなくnoを使うことによって、AとBの「差」がないことを表す構文なのです。したがってこの文は

 

A whale is no more a fish than a horse is( a fish).

 

A whale is not a fish.

「クジラは魚ではない」

 

A horse is not ( a fish)

「馬は魚ではない」

 

そしてこの二つの文の「程度」はno(全く差がない)ことを表している構文なのです。ですからこの構文を使ったときには、than以下の内容は誰が聞いても当たり前なくらい常識的な内容が来なくてはなりません。

 

「馬は魚ではない」

⇒ 誰に聞いても「そんなの当然だろ!?」と思える内容

 

このバカバカしいくらいくだらないと思える内容と「クジラは魚ではない」という内容はレベル的にまったく「差」がないですよ!と表現する構文なんです。だから

 

A whale is no more a fish than a horse is.

「馬が魚でないのと同様に、クジラは魚ではない

 

と訳すことになるのです。

 

このno 比較級 thanとnot 比較級 thanの違いは受験生が戸惑ってしまう箇所ですので、以下の記事を読んでくださると、理解が深まるかと思われます。

no 比較級 thanとnot 比較級 thanの違いとは?分かりにくい英語表現を徹底的にまとめてみた!
...

 

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まとめ

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さて、今回はいかがだったでしょうか。なんか途中で「+」だの「-」だの英語らしからぬ記号が出てきましたが、ご了承ください。


ちょっと「イメージ」を使ってこの「クジラ構文」を説明してみました。もし悩んだら「そういえばまこちょ【変な】こと言ってたな…」と思い出して下れば幸いです。頑張ってくださいね。


ではまた。

比較級の学習方法が分からない!そんな方は以下の記事を確認してみてください

比較級の学習方法はこちらで完璧!完全攻略します

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