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「名詞構文」とはいったい何?和訳するときのポイントはとっても簡単だった!!

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和訳道場

 

この記事を読むと
名詞構文とはいったい何なのか?また和訳のコツが分かります。

 

● こんにちは、まこちょです。

 

英語学習をしていると、聞いたことはあるけれどこの用法はいったい何?といった文法事項に出くわしますよね。今回ご紹介する「名詞構文」も、英語の勉強の過程で必ず「一度」は耳にする言葉かと思います。





ところがこの「名詞構文」、国公立2次の和訳問題に頻出するにもかかわらず、苦手な人はとことん苦手、「名詞構文」ってどうやって訳したらいいの?と質問に来る受験生が多いので有名です。

 

たしかに一見「名詞構文」ってその名前だけではいったいどういった構文なのかよく分かりませんものね。

 

そこで今回は「名詞構文」とはいったい何なのか?この構文が入試で問われたらいったいどのように対処したらよいのか、徹底解説!

 

いちど味方につけてしまえば英文法問題だろうが解釈問題だろうが、必ずみなさんの心強い味方になってくれるでしょう。ぜひマスターしていただいて、今後のみなさんの英語学習にお役立てください!

 

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「名詞構文」とはいったい何か?

この名詞構文というのは、簡単にいってしまうと、本来主語(S)と動詞(V)で作られる「文」「名詞」の形に凝縮したものをいいます。例えば




He discovered a new virus.
「彼は新しいウイルスを発見した」




この英文はSVOの第3文型で書かれたよくある「文」ですよね。別にまあ珍しくもありません。




ところが英語はこの「文」全体を【まるごと】「名詞句」にすることができるんです。うそ?と思うかもしれませんね、いかにも英語ならではの発想です。




He discovered a new virus.

【 his discovery of a new virus 】= 名詞句





動詞のdiscoverdiscovery名詞にして、目的語(O)a new virusを前置詞のofをつけて後ろにつけています。こんなことができてしまうんですね。





なぜ前置詞のofが必要なのかというと、英語は「名詞+名詞」のように直接名詞をつなぐことは原則認められていないからなのです。

 

今回はdiscoveryと前に名詞ができてしまいましたから、his discovery a new virusという形はダメなんですね。





his discovery of a new virusで、もともとは「文」であったものを全体で「名詞句」のかたまりにすることができました。もちろん「名詞句」ですから、この固まりを【他の文の一部(S/O/C/前置詞の後ろ)】に使うことができます。例えば



The scientist reported his discovery of a new virus.
「その科学者は、彼が新しいウイルスを発見したことを報告した」




この文では先ほどの「名詞句」reported「目的語(O)」として使っています。コンパクトな文ながら、その情報量はとても多くなっていますね。



もう1つやってみましょう。



He succeeded in business.
「彼は仕事で成功した」



この文を名詞構文(名詞句のかたまり)にしてみましょう。すると





his success in business

「彼の仕事での成功」





別に名詞+名詞の間の前置詞はofじゃなくても大丈夫です。今回はinをそのまま使っていますね。





この名詞句をそのまま他の文の一部に使うことができます。




We are pleased with the news of his success in business.


「私たちは彼の仕事での成功の知らせに驚いています」



前置詞ofを使わない名詞構文の例をご紹介します。


I vist kyoto.

my visit to Kyoto




You attend the meeting.

your attendance at the meeting

 

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英語は「名詞」中心の言語

なぜこのような【訳しにくい】名詞構文が生まれたのかというと、これは日本語と英語の性格の違いから来ています。





英語はS / O / C を構成する品詞が「名詞」であることからもお分かりの通り、動詞の周りを「名詞」で固める言語です。つまり英語は「名詞」中心の言語といってよいでしょう。





それに対して日本語は英語と真逆、「動詞」を中心にした言語です。つまり一言でいうと日本語と英語は【非常に相性が良くない】ともいえます。ですから名詞中心の英語をそのまま日本語で訳そうとすると違和感のある文章ができやすいのです。





したがってこの「名詞構文」を和訳するときは、そのまま直訳するのではなくて、「動詞中心」の日本語に置きかえる必要が出てくるわけですね。

 

ですが、名詞構文の訳しかたはコツをつかむと簡単ですので、ぜひマスターしてください。

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名詞構文の訳しかた

「名詞 of 名詞」の形をみたら何でもof「~の」と訳してしまう方がいらっしゃいますが、そうすると「名詞名詞」という訳が出来上がってしまい、場合によっては日本語訳に違和感を感じることがあります。





もちろん英語と日本語の性格の違いによるものですね。





こういった「名詞 of 名詞」の形のときは、of「~の」以外の訳しかたができないかどうかを考えましょう。例えば




man’s love of a quiet life





この箇所は「名詞構文」ですがofを境にして二つの名詞が合体していますよね。つまり全体でA of Bという形になっています。

 

これをそのまま訳すと「静かな生活の人の愛」?となってしまいちょっと違和感を感じてしまいます。



こういった形のときはAとBのうち、動詞化出来るかどうか考えてみると良いでしょう。例えば今回の例ではlove 「愛」「愛する」と動詞的に表現することが可能です。





man’s 「愛する」 of a quiet life





そうすると私たちの心の中に、次は【何が】【何を】愛する」のか疑問に思いますよね。それを当てはめていくことになります。




【何が】はman’sと所有格の部分を使って「人【が】、【何を】の部分はof a quiet lifeを使って「静かな生活【を】それぞれ使うと





man’s love of a quiet life

「人静かな生活愛する」





となります。そして最後の仕上げ、この構文は「名詞構文」ですから、最後は名詞で〆なければなりません。日本語はこの点が便利で、どんなに長い文でも、最後に「ある魔法のフレーズ」をつけるとあっさりと「名詞」に早変わりできるんです。





それが「こと・もの」



man’s love of a quiet life

「人静かな生活愛する【こと】





さきほどの名詞を中心にした直訳調の訳し方と比べてみてください。断然意味が分かりやすいことに気づくはずです。




「静かな生活の人の愛」



「人静かな生活愛すること」




前置詞ofの訳しかたをもっと詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ
www.makocho0828.net

応用編 A of Bにbyやforがからんだら

A of Bの訳し方はAかBのうち「動詞化」できるものを探していくという攻略法ができるのですが、ときどきこのA of Bの形にbyやforが組まれている場合があるんです。

 

例えば次の英文ですがすんなり訳せるでしょうか。




The education by the parents of their children is sometimes very difficult.




さてどうでしょう、この英文、isの手前の主語(主部)の部分がやたらに長くて訳しづらいですよね。ですが心配ご無用。

 

今回のこの英文のようにThe education of their childrenの箇所にby the parentsの「by~」の部分がある場合は、じつは訳しかたが決まっているんです。


A of Bの応用
A of Bに「by~」がからんだら
「by~」を必ず主語「~が」と訳す



実際にやってみましょう。





The education by the parents of their children





この箇所は「名詞構文」なのですが、「by~」の部分を一旦取ります。




The education of their children




するといつもおなじみ(?)の A of Bの形であると分かりますよね。今回はeducation 「教育 ⇒ 教育する動詞化できます。




そうすると【何が】【何を】教育する」のかという疑問がわきますが、このとき「by~」があるとラッキーです。

 

 

この形は【必ず主語として訳す】ことになりますので、ここでは【何が】の部分に入れればよいと分かってしまうんです。




そうすると【何を】の部分は必然的にof their childrenしかありませんから、この名詞構文の訳し方は両親【が】子供たち【を】教育する」となるわけですね。最後に「こと」をつけて名詞に戻すと





The education by the parents of their children is sometimes very difficult.

「両親が子供たちを教育することは非常に難しい場合がある」





とナチュラルに訳すことが可能なのでした。





また「by~」ではなく「for~」がからんでいる場合も訳しかたが決まっていますので、覚えておくと良いでしょう。



A of Bの応用
A of Bに「for~」がからんだら
「for~」を必ず目的語「~を」と訳す




The love of God for men presupposes our love for God.





The love of Godfor menのように「for~」がからんでいる場合も訳し方は決まっています。





The love of Godは A of Bの形になっていますが、love「動詞化」できます。

 

 

したがって【何が】【何を】愛する」のかが問題なのですが、「for~」の部分は【何を】の部分に必ずなりますので、of Godの部分が【何が】の部分になると分かるわけです。



The love of God for men

「神人間愛すること」




The love of God for men presupposes our love for God.

「我々人間が神に愛されるには、我々が神を愛することがまず必要だ」

 

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まとめ

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さて、今回はいかがだったでしょうか。このように「名詞構文」は訳し方のポイントをつかむと意外に簡単に訳すことができるようになりますので、ぜひ今後の英語学習にお役立てください!


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