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比較級表現で注意すべき語とは?rightの比較級はmore rightってホント?

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この記事を読むと
「比較級」のさまざまな形が分かります。


● こんにちは、まこちょです。



英文法の単元の1つに「比較級」がありますが、みなさんは「比較級」と聞いたらどのようなイメージを持っていますか?



初めて比較級を学習したとき大体は次のような例文を使って教えられたのではないでしょうか。




I am older than he (is).
「私は彼よりも年上だ」


This dictionary is more difficult than that one.
「この辞書はあの辞書よりむずかしい」




などが主な形として学習しているはずです。-er than…more- than…は比較級の基本的な形でこの2つを押さえておけば使い方としては問題ありません。



ところが先日、このような質問を受験生から受けたんです。




「先生、「紅茶よりコーヒーのほうが好ましい」という日本文をpreferableという単語を使って書く小テストがあったんですが、この英文は間違っていますか?」




というもの。そこでちょっと英作文を見せてもらいました。




Coffee is more preferable than tea.



なるほど、比較級の用法を使って英文を書こうとしているのは分かりますが、要所要所でおかしい箇所がありますね。




私たちは比較級の書き方を-er than、more-thanと学習しているせいで、「比較級」といったらなんでもこの型にしたがりますが、じつは比較級の形はこの基本形だけではありません。



そこで今回は-er than、more-thanの形を取らない「比較級」の種類をご紹介します。以外に奥が深い比較級の用法、ぜひ身につけていただいてこんごの英語学習にお役に立てば幸いです。

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単音節(1音節)形容詞の比較級は -er型というのは絶対法則ではない



まず、これに関しては意外に誤解を生んでいる場合が多いです。




私たちは単音節(1音節)の形容詞を比較級にする場合、-er という形にすると学習していますが、じつはこれ、絶対的な法則ではありません。たとえば以下の形容詞はすべて単音節(1音節)の形容詞ですが、比較級の形は-erの形ではなく、more-の形を取ることが多いようです。


wrong 「悪い」⇒ more wrong  × wronger
right 「正しい」⇒ more right  × righter
like 「似ている」⇒ more like × liker
worth「価値がある」⇒ moreworth × worther
real 「迫真の」⇒ more real × realer



そのほかにも例えばable / fondなども比較級の形はmore able / more fondという形をとります。




He is more fond of pleasure than work.
「働くよりも遊ぶ方が好きだ」


-er以外の比較級


またこれもカン違いしやすいのですが、-erがあるからその文が「比較級」なのではなく、その後ろにあるthanがあるから「比較級」なのだということが重要です。



比較級の基本についてもっと深く知りたい場合はこちらの記事へどうぞ
www.makocho0828.net





したがってthanの前にある形は-er / more-だけでなく、他にもいろいろありますので注意が必要です。主な単語は以下の通り。



rather「むしろ」… (than)
other「ほかの」 … (than)
otherwise「別な方法で」 … (than)
else 「ほかに」… (than)


※注意 この単語の仲間にdifferentもあり、みなさんは different fromで身につけているかと思いますが、この表現アメリカ英語ではfromの代わりにthanを使うことがあることは覚えておいてよいかと思います。


He is different thanusual.
「彼はいつもと少し違う」





I want to love rather than be loved.
「私は愛されるより愛したい」


That is in no other place than here.
「それはここにしかない」


He does little else than read books.
「彼は本を読むほかはほとんど何もしない」

thanを使わない比較級



また比較級はthanを使うだけではありません。thanのほかにtoを使った比較級もあります。「ラテン比較級」といって学習されたかたもいるかもしれません。このときは-erの形ではなく-orで表現します。


A inferior to B 「AはBより劣っている」

A superior to B 「AはBよりすぐれている」

A junior to B「AはBより年下だ」

A senior to B「AはBより年上だ」

prior to A 「Aより前に」




He is three years senior to me.
「彼は私より3つ年上だ」



ここで注意点を1つ。このラテン比較級は後ろをthanの代わりにtoを使いますが、thanが接続詞に対してtoは「前置詞」。したがってtoのうしろは必ず「目的格」の名詞で表現することに注意しましょう。


thanが接続詞って何それ?と思ってしまった人はこの記事へどうぞ
www.makocho0828.net

prefer はラテン比較級と現代比較級の「間」に位置する語


このラテン比較級 -or toの形から、現在の比較級-er thanに変わっていったわけですが、やはりどんなものでも「狭間」に位置するものはあります。prefer「好む」がそれにあたり preferと-erの比較級であるにもかかわらず、後ろはthanではなくtoを使って表現します。



prefer A to B



なんか「なりかけ」な感じですよね。




I prefer quality to quantity.
「量よりも質を選ぶ」




ここでprefer A to Bについても注意点が。このprefer A to Bですが、AとBに「不定詞句」を置くこともできるんです。つまりこのような形になるということですね。


prefer to V to to V



そうするとこの見た目でもお分かりの通り、前置詞のtoと不定詞のtoがかぶってしまい、toが多すぎて読みづらくなります。そこでAとBが「不定詞句」のときはtoではなくrather thanを使って代用することになっているんです。


prefer to V rather than [to] V


これでだいぶ読みやすくなりましたね。



I prefer to go to the movies rather than [to] stay home.
「家にいるより映画を見に行きたい」

preferableはpreferの形容詞


preferには形容詞がありpreferableと表現します。この単語はもちろんpreferの性格を受け継いでいますので、後ろはthanではなくtoと一緒に使います。



A is preferable to B 「AはBよりもましだ」



またこの単語はpreferableと、この単語自体に「比較級」の要素が入っています。したがってpreferableの前にmoreを置く必要がありません。


◎ A is preferable to B

×  A is more preferable to B



つい思わずmoreとかつけたくなりますが我慢しましょう(笑)したがって先ほどの生徒の英作文をリライトすると



Coffee is more preferable than tea.

Coffee is preferable to tea.



これでバッチリですね!

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