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第28回英文解釈: 「予告のthe」って何?tend toの名詞形など、徹底考察するぜ!

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● こんちは、まこちょです。

 

本日のお題はこちら! 「予告のthe」について学習してみたいと思います。けっこう難しい文ですが食らいついていってくださいね。

 

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本日の問題

【問】

Most American parents dislike accepting the responsibility of restricting their children’s pleasure and amusement; and there is a very great tendency for the parent first approached to put the burden of decision on the other.



今回は1文ですな。でも油断してると…てな文章ですよ。ビシっと仕上げちゃおーぜ!

初めて出てきたtheが教えてくれるものとは?

Most American parents dislike accepting the responsibility… ⇒ 読めない人はいるのかな?って思いたいところです。もし読めないのだとしたら単に単語的な問題かと。


ここで問題にしたいのは the responsibilityの前のtheかな?え?何にも思わなかったですか?だったら解釈マスターとしては「甘い」かも。


よく考えてみてください。初めて出てきた「名詞」にtheがつく場合ってかなり限られてきます。普通は冠詞ってのは a → the って流れるもの。これが基本ルールです。

 

[冠詞の基本]

「a」 → 初めて出てきた「名詞」につく

「the」→ 2回目以降の「名詞」につく


I have a bird.

The bird has blue eyes.

「私は鳥を一羽飼っている。その鳥は青い目をしている」


したがって今回みたいに初めて出てきた「名詞」にtheがつくなんて、本来ありえないことがおこってるんですね。こういうtheを通称「予告のthe」またの名を「呼び込みのthe」といいます。


そう、このtheは後ろから「修飾語句が掛かりますよ」って教えてくれてるんです。英語って左から右に読みますからね、まさかピリオドから読んだりしないじゃないですか。

 

Most American parents dislike accepting the responsibility ⇐ 何かが掛かる


まったく、これが分かってるだけでどれだけ「読み」が楽になるか…ってところですね。ここまでの訳「米国の親の大部分は、…の責任を引き受けることを嫌う」


このtheって実は中学3年生の時に初めて登場したりします。例えばこういう例文を見たことはないでしょうか。


The boy running over there is Bob.

「向こうで走っている少年はボブだ」


このtheは?これが「予告のthe」。初めて出てきたboyという名詞にtheがついています。だからネイティブは、


The boy…


たったこれだけでboyを説明する「何か」が後ろからかかることが分かるというわけです。よくできてるなぁ。


そういうわけで、responsibilityに「何」が修飾するのでしょうか。


この「予告」のtheについての話はこちらの記事に詳しいです!
www.makocho0828.net

 

ofの種類は多種多様

…responsibility of restricting their children’s pleasure and amusement


 

of は様々な意味があるけれどof + ~ingの形は分かりやすいね。この時のofは「同格」のof。「~という」訳出がベストです。

訳「子供の喜びや楽しみを制限する(という)役目」

 

セミコロン補助のand

; and there is a very great tendency… ⇒ 「;(セミコロン)」は「接続詞の何でも屋」。つまり本来は後ろのandはいらない。


でも優しいというか「おせっかい」な作者は、この「;」 をてきとーに読まれたくないので、すぐ後ろにandとかつけてくれてる。


だったら初めから「;」をつけんなよ!ってのが我々の本音ってところですよね?



後ろにはthere is ~の文。これは大丈夫でしょ?問題はtendencyかな?

tendencyの後ろには何が続くの?

tendencyは名詞で「傾向」。この動詞はtendでtend to V「Vする傾向がある」と使います。そしてこの知識が今回の解釈に役立ってくれる


 

…a very great tendency for the parent first approached to put…


そう、このtendencyは後ろのtoと連動しているのだ。後ろのtoはもちろん不定詞のto。

 

不定詞toVの主語ってそういえば…

… a ~ tendency for the parent first approached to put the burden of decision on the other


 

この部分がto put…の主語であると分かるのがミソ。to Vの主語はfor Aという形でtoの前に置く約束だ。


なに?このお約束を知らないって?いただけない君はすぐこちらの記事で修正だ!
www.makocho0828.net


訳「最初に頼まれた親は…を置く傾向が強い」


 

put the burden of decision on the other.


 

the burden of decision「決定するという重荷」put A on B「AをBに押し付ける」だ。

訳「最初に頼まれた親は決定を下すという厄介な仕事をもう一人の親に押し付ける傾向が非常に強い」


 

ようし決まりだ!今回の全体訳はこれだぜ。

全体訳「米国の親の大部分は、子供の喜びや楽しみを制限する(という)役目を引き受けることを嫌う。だから最初に頼まれた親は決定を下すという厄介な仕事をもう一人の親に押し付ける傾向が非常に強いのだ」

 

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まとめ

さて今回はいかがだったでしょうか?今回のポイントは① 予告のthe ② tendの語法を利用した解釈方法でした。なかなか厳しい問題でしたね!

 

ではまた。

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