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文頭のItが代名詞のitのわけがない理由とは?そのパターンを徹底的に見切る方法【英文解釈】

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※この記事は2017年10月19日に更新いたしました

この記事を読むと
文頭のItの読み方が分かります




●みなさんこんにちは、まこちょです。いつもこのブログを見ていただいてありがとうございます。




今回のお題は文頭に出てくるitをどう処理していくかについて学習します。




Itの文というのは用法がたくさんあって、英文解釈の泣き所の1つでもあるのですが、ぜひマスターしましょう!「それ」と訳す代名詞itだけではなく、たくさんのパターンをあらかじめ知っておくと、英文解釈に有利に展開することができます。ぜひモノにしてみてくださいね!

本日のお題

【問】下の単語を参考にしながら和訳しなさい。

① It is known that writing developed out of pictures, for that happened in historical times, but it is not known to what extent pictures had been used in pre-historic times as a means of giving information or commands.




【解説】

スタートのIt は代名詞のわけがない


● It is known... ⇒ 主節のS+Vは言うまでもないかと。ここの問題はこの文頭のIt。もちろん代名詞ではありません。




代名詞Itは当たり前ですが、前にある「語句」を受けてそれをItにして表現するのですからItの前に【何かがなくてはダメですよね】



この文はここから文がスタートですから代名詞のItではないことが明白です。




It is known...ですから「天気」などを表しているItでないことも分かりますので、つまりこのIt「仮主語」とわかります。



「仮主語」Itは訳語がありませんので、とりあえず【It】と訳します。

訳「【It】は知られている」



「仮」の主語ですから「本当(真)の主語」はどこにある?と考えて読み進めることになりますよ。



文頭のItの処理についてより詳しく学習したい方はこちらもオススメ
www.makocho0828.net
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真主語はどんな形をしている?


It is known that writing developed out of pictures... ⇒ 真主語は文の後方で 【to 不定詞/ that S+V / 疑問詞 S+V】等の形で表現されている、そう構えながら文を読み進めてthat節を発見。ここが「真主語」です。つまりItの中身はthat節。


【It】=【that writing developed out of pictures】 


と捉えられれば


訳「文字が絵から発達したことは知られている」


真主語はいったいどんな形をしているのか?曖昧な方はこちらの記事へどうぞ
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接続詞のfor


● ... for that happened in historical times ⇒ forは前置詞の他に「接続詞」の用法があります。



接続詞ですから後ろにはS+V「文」が来ますので後ろを見ればforが「前置詞」か「接続詞」かあっさり分かります


... for that(S)happened(V)in historical times



このforは接続詞と分かります。接続詞のfor「理由」becauseと同じ使い方。

訳「というのも【that】は歴史において実際起こったからだ」

thatは何を指す?

● ここで細かい点を指摘しておきます。このthatは代名詞のthatで俗にいう「あれ」ですが、なぜここは代名詞のitを使ってないのでしょうか?



もちろん偶然じゃありません。代名詞のitは前の【名詞】、代名詞のthatは前の【文相当】を受けるというルールがあるからです。



したがってこのthatは前に出てきた【文】、すなわち writing developed out of picturesの箇所を指すと分かるわけです。


訳「というのもそれ(=文字は絵から発達したこと)は歴史において実際起こったからだ」


代名詞が指すものは【必ず】明確にしておきましょう。ここまでの全体訳は、

全体訳「文字は絵から発達したことは知られている。というのもそれは歴史において実際起こったからである」


代名詞の it / that / thisが同じと思うなよ?この記事をご覧あれ
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butが導いているもの


● but it is not known... ⇒ butを挟んで先ほどの第一文と同じ展開。ということはこのitも【仮主語】である可能性は高い(もちろん私たちは「直読直解」をモットーにしていますのでこの段階では【推測】の域を出ませんが)。


butを中心にして、


It is known..., but it is not known...



と 「...は知られている【が】...は知られていない」という論旨展開ですから、not以外の構造を【なるべく同じ形式】にした方が、butがより効果的に作用するからです。



したがってここもit「本物はどこ?」と思いながら読み進めるのが英文に慣れているということなのです。

特殊な疑問詞の形を知る


● it is not known to what extent pictures had been used... ⇒ 先ほどと同様、itが指すものを文の後半で探すという頭になっている私たちは、whatを見て若干安心するのですが、この疑問詞やや変な形をしていますね。

これto what extent「疑問詞」なのです。もともとは、


pictures had been used in pre-historic times as a means of giving information or commands to some extent.


で、to some extentを「ある程度」と訳すのですが、このsomeが「どの」程度か不明なためにsomeをwhatに置き換えto what extent「どの程度」となり、それが文頭に移動して「疑問詞」となったのです。つまりこのitが指しているものは、


【it】=【to what extent pictures had been used 〜 commands】

ということになります。to以下の中身を見てみましょう。


...to what extent pictures had been used in pre-historic times
 
「絵が有史以前においてどの程度使われたか」


as a means of...「...の手段として」 of 以下が動名詞givingが来ていますので、ofは「同格」のof。「〜という」と訳すと良いでしょう。

ofの訳し方を知りたい!という方、こちらの記事がおススメ!
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訳「しかし、情報や命令を与える手段として有史以前において絵がどの程度使われたかはわからない」


全体訳はこちら

全体訳「文字は絵から発達したことは知られている。というのもそれは歴史において実際起こったからである。しかし、情報や命令を与える手段として有史以前において絵がどの程度使われたかはわからない」

まとめ

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今回はいかがだったでしょうか?今回のポイントは

① 仮主語のit
② forの種類
③ but を使った「対比」構造
④ 特殊な疑問詞


などが学習ポイントでした。最後の仕上げはなんといっても「音読」です!完全に理解できた文章を声に出して読む。すると読んでいる段階で英文の構造が脳にしみこむようになじんできます。

これが「英語脳」といわれる状態です!!即効性のあるものではありませんが、いったん身に着くと読解はもちろんのこと、ライティング・リスニング全てに絶大なる効果をもたらす素晴らしい方法です。ぜひ取り組んでいただければと思います!



ではまた!
意味をつなげるだけじゃ英語は読めない。解決法はこちら

第一回英文解釈はこちらになります
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