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不定代名詞one、the one、itの違いとは?名詞の反復を避ける用法を完璧にしよう

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代動詞・代名詞
 
この記事を読むと
不定代名詞one、the one、itの違いが分かります

 

● こんにちは、まこちょです。

 

英語って名詞の繰り返しを本当に嫌いますよね。でも確かに1文ごとにMakochoが連続で出てきたらそりゃ正直ウザいです

 

そういうわけで、名詞を一度使ったら、2度目にその名詞を書きたいときはoneとかitとかを使って表現することになります。

 

これを「不定代名詞」とかいって、なかなか使えるやつなのですよ。

 

ところがこの不定代名詞のoneとitなのですが、質問が絶えません。特に受験生は意外に難しく感じてしまうんでしょうか、おおむね次のような質問が多いんですよね。

 

 

「先生、oneとitって何が違うのでしょうか?itが『the+名詞』、oneが『a+名詞』を指すことは分かるのですが、the oneなんて表現もあって混乱するんですが」

 

というもの。確かにoneが『a+名詞』を指すと理解した矢先に、唐突にthe oneが出てきても動揺しちゃいますよね。

 

そこで今回はこの不定代名詞のoneとitの違いを詳細に解説してみようかなと思います。実はこの不定代名詞、大学入試では常連の頻出箇所ですので、受験生はほっとくわけにはいかないんですよね。

 

ぜひマスターしていただいて、今後の英語学習にお役立てください。

 

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これがoneとitの使い分けだ

まずは基本的な用法から、段々と応用を説明しますので、上から順番に読むと理解が深まると思いますよ。

 

one は「不特定」な名詞を指す

oneはすでに出ている名詞を、「a(n)+名詞」で受けるときに使います。例えば

 

例「傘をなくしてしまった。買わなければならない」

I have lost my umbrella. I must buy (               ).

  1. one
  2. it

 

というとき、( )に入るのはoneを使います。不定代名詞oneを使うということは、one = an umbrella という事を表現しているということ。

 

a(n)は「不定冠詞」と呼ばれるように、ここでは「数ある傘のうちの【どれか】1つ」を表しているんです。

 

またoneは「可算名詞」を指すときに使います。間違っても「数えられない名詞(不可算名詞)」の代わりとして使ってはいけません。この辺も入試頻出。例えば次のような例文が有名ですね。

 

 

例①

I like white wine better than red wine.

「私は赤ワインよりも白ワインが好きです」

 

 

この文はwineという名詞が2つ使われているので、英語の美学(?)としてはあまり良い英文ではありません。したがって、一方を代名詞を使って表現しようと思うのですが、

 

 

× I like white wine better than red one.

 

 

これはアウト。一見よさそうに見えるのですが、wineは「不可算名詞」なので不定代名詞oneで受けることはできないんですね。

 

ではどうするかというと、red wineのwineを「省略」してしまうか、やはり例①のように、面倒ですがもう一度wineを「書く」しか方法がないんです。

 

◎ I like white wine better than red wine.

 

◎ I like white wine better than red.

 

ちょっとここでoneについてまとめておきましょうね。

 

 
不定代名詞one
a(n)+名詞の代わりに使う
不可算名詞には使えない

 

it は「特定」の名詞を指す

oneに対してitはどういう時に使うのかというと、it はすでに出ている名詞を「the +名詞」で受ける時に使います。

 

theは「特定」という意味ですから、「the+名詞」は、前に出てきた名詞【そのもの】であることをしっかり押さえないといけません。

 

例えば先ほどの問題をもう一度見てください。

 

I have lost my umbrella. I must buy (               ).

  1. one
  2. it

 

この問題ですが( )にoneを入れると、oneは先に出てきた名詞にa(n)をつけたもの、ここではan umbrellaですよね。それは【世の中にある傘のどれでもいい1つ】の意味になるんです。

 

ところがこの( )にitを入れるとどうなるでしょう?itはthe+名詞の代わりですから、ここではthe +umbrella、つまり「【その】傘」ですよね。

 

この文でいう「【その】傘」とは、つまり「【私の】傘」ということになりますが、「私の傘」はもう紛失していまったので、買うことは不可能です。

 

つまりitを使うと、この文では「世間にある傘の【どれでもいい一本】」ではなくて、「私がなくした傘【そのもの】」を指すことになるんですね。

 

もう1つ例をあげてみますね。

 

We need an orange for this recipe. I’ll go buy one from the supermarket.

「このレシピにはオレンジが必要です。スーパーで買ってきますね」

 

この文は不定代名詞oneで受けていますよね。もちろんan orangeを指しているのですが、このオレンジは要するに「世間で売られているオレンジの1つ」、言い換えると「どれでもいいオレンジ1つ」を指しているからoneを使っているんです。ところが、

 

There’s an orange in the fridge. Do you want me to get it for you?

「冷蔵庫にオレンジが1つあるんだけど、取ってきてくれない?」

 

今度は不定代名詞itを使っていますよね。この意図はどうでしょう?もちろんこのitはthe orangeを指していて「そのオレンジ」。

 

つまり、そこら辺にあるオレンジではなくて「【冷蔵庫に入っている】オレンジ」を指しているからoneではなくitを使っているんです。

 

itについてまとめてみましょう。

 

不定代名詞it 
the + 名詞の代わりに使う

 

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oneとitの応用

さて、ここからはoneとitの「応用形」と言えるものを説明します。

 

onesの使い方

これなんですが、不思議な使い方をしますよね。oneを複数形にしてonesで表現することができるんです。ただしこのones、使い方がかなり限定されることは覚えておきましょう。

 

oneが複数形onesを取れるのは、oneに「修飾語句」がついている場合のみ

いきなり難しそうですが、例えば次の例文を見てください。

 

Have you bought any books?

「本を買いましたか」

 

これに対して「買いました」という場合、onesを使って言うことはできません。理由はbooksに修飾語句がついていないからです。

 

× Yes, I have bought ones.

 

ではどうしたらいいのかというと、修飾語(形容詞)がないときの複数名詞はsome(any)で表現するんです。

 

◎ Yes, I have bought some.

「はい、買いました」

 

I ate all my apple. I must buy new apples.

「私はすべてのリンゴを食べた。新しいリンゴを買わなけれはならない」

 

2回目のリンゴが複数形になっていますので、不定代名詞の複数形で表現します。applesをonesに置き換えて以下のような英文にします。

 

newという修飾語句(形容詞)がついているのでonesで問題ありません。

 

I ate all my apple. I must buy new ones.

 

onesのポイント
① 複数形の可算名詞を受けるときに使う
② 形容詞+onesの形で使う。単独のonesでは使えない

 

※注意

質問にanyの意味がない場合はsomeではなくてthemを使うことも覚えておくと良いでしょう。

 

Have you ever seen Whales?

「クジラを見たことがありますか」

◎ Yes, I have once seen them.

「はいあります」

× Yes, I have once seen ones.

 

the one

なんとoneにtheがついている形まであります。ここまで来ると嫌がらせに近いですね(笑)

 

このthe one(複数形の場合はthe ones)は特定のものを指すときに使うことができるのですが、ここでみなさんは、ある疑問がわいたと思うんですよね。

 

特定のものthe +名詞を指すのなら、さっきitを使うっていったじゃないか!

 

と。これはごもっともな疑問ですよ、ほんとに。

 

ですが、このthe oneがitの代わりに使えない理由というものがあるんです。これを知っているだけで、みなさんが思った疑問は解決するんですよね。

 

the oneは後ろから修飾語句をかけて使う

the one を使うときは「単独」で使うことができません。かならず後ろから修飾語句をかけて使うという特徴があるんです。

 

修飾語句は現在分詞や過去分詞、前置詞句、関係代名詞節などがあり、以下のパターンで使うことができます。

 

the one ⇐ 修飾語句( 現在分詞や過去分詞、前置詞句、関係代名詞節など)

 

 

A: Is this your bag?
B: No, it’s someone else’s. Mine is the one you see over there.
A: これはあなたのバッグですか?
B: いいえ、誰か他の人のです。私のはあそこにあるやつです。

 

なぜthe one =itではないのか

このthe oneをitに変えて表現できない理由は簡単で、代名詞のitはそもそも【修飾語句】をかけることができません。

 

ですがthat とthoseは【後ろからならば】修飾語句をかけることができますので、the one  / the onesの代わりに使うことが可能です。

 

特に後ろの修飾語句がof~の場合は、that of~ / those of~の形で使われることは入試頻出事項です。

 

例①

If you want any crackers, please take the ones in the box that’s already open.

If you want any crackers, please take those in the box that’s already open.

「クラッカーがほしかったら、もう開いてる箱があるから、そこから取ってください」

 

例②

The area of Tokyo is larger than that of Osaka.

「東京の面積は大阪の面積よりも大きい」

 

 

例②なんか「比較級」の単元で学習するおなじみの形ですよね。

 

the oneは「不可算名詞」も指すことが可能

先ほど不定代名詞のoneは「可算名詞」の代わりに使うといいましたが、このoneにtheをつけると、なんと「不可算名詞」にも使うことができます。

 

これは盲点ですのでぜひ覚えておくと良いでしょう(難関私大の正誤問題等で出題される場合あり)。

 

This wine is better than the one we bought the other day.

「このワインはこの前買ったやつよりもいいものだ」

 

wineは「不可算名詞」のはずで、通常oneでは受けられないはずなのですが…the oneという形になると「不可算名詞」の代わりに使えます。

 

これは同一のものの異なる種類を比較する場合は可算名詞の性格を帯びるためと言われています。しかし、こんなものが出題されてしまうとちょっと困りますよね。

 

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あとがき

 

今回は不定代名詞oneとthe one、itについてその違いを解説しましたがいかがでしたでしょうか。

 

なかなか日本語のように「それ」一言で済ませられないのは難しいところですが、英作文等で表現する場合、頻繁に使う箇所ではありますので、しっかりと身につけていただければと思います。

 

また会いましょう。

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