● こんにちは、まこちょです。
英単語は時に意味は同じなんだけど、使い方が違うというパターンがありますよね。
これは受験生にとっては非常にやっかいで、意味だけを覚えるだけでも大変なのに、その使い方の違いを覚えろなんて…正直言ってまだ英語力に難点がある生徒たちにとっては正直「酷」というものです。
ですからこういった語法は一気に身につけるのは避けましょう。どちらにしても問題を通じて徐々に覚えないと片っ端から忘れてしまうからなんです。
今回の「問題」に関する英単語もそう、またずいぶんと種類があるんですよね。issue、matter、question、problemなど他にもありますが、これを一気に吸収しようとするのは正直キツイと思われます。
この辺の違いが大学入試で問われてしまうことがあるので受験生にとってはのんびりしていられないという気持ちは分かりますが、ひとつじっくりと身につけていただければ良いかと思います。
issue、matter、question、problem
questionは「質問」「問い」
まずはこれからいきましょう。questionは私たちになじみのある単語ですよね。
questionは一言でいうと「必ず解答が用意されている【(試験)問題】」を指します。また素朴な質問、疑問の投げかけなどさまざまな意味合いで使うことのできる一般的でもっとも凡用的な表現と言えるでしょう。
すべての意味合いに共通しているのは「回答を期待している」という点になります。
例
Answer the following questions.
「次の問いに答えなさい」
Have a question about your computer?
「お使いのコンピュータについて質問はありますか ?」
problem
problemは早急に対策が必要な「問題」、つまりほっておくと重大な困難さを引き起こす問題を指します。しかも個人レベルではなく、【誰が見ても】困った問題であることがポイント。
例
It’s a deep‐rooted social problem.
「これは根深い社会問題だ」
Do you know the pollution problem?
「あなたはその環境問題を知ってますか?」
This is a good time to deal with health problems.
「健康問題と向き合ういい機会だ」
matter
このmatterもproblemに近いニュアンスで使います。唯一の違いは、matterは【個人的な】問題で使われるところです。
またmatterは「漠然とした問題」を指し、そういう意味では緊急を要するような問題ではなく「今考えていること」程度の意味合いで使われることが大半です。
例
I have a matter of concern.
「私は心配事がある」
I discussed the matter with her.
「私はそのことについて彼女と議論した」
As a matter of fact, I used to live near him.
「実をいうと、昔は彼の近所に住んでいたの」
issue
最後にissueです。この単語は一言でいうと「議題」です。学術論文で出てくるイシューと同じで、学術的な議論の余地がある問題のことを指します。
政治・経済問題などを言うときに多く使われますね。「問題」を「議題」と言い換えることができる場合はissueを使うと良いでしょう。
例
There was also a secondary issue to consider.
「さらに2次的な問題も考慮しなくてはなりませんでした」
Ethically, it’s a prickly issue.
「倫理的には、それは判断の難しい問題だ」
まとめ
さて今回はいかがだったでしょうか。このように語法は今の大学入試シーンでは外すことができないポイントになりつつありますが、一気に覚えようとしないでじっくり覚えてください。
みなさんの今後の英語学習に役立てば幸いです。
ではまた
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