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「暗記カード」は英語学習で最強に役にたつアイテムであることが判明!大学入試合格者にアンケートしてみたよ

勉強法・参考書
この記事は学習した内容がなかなか頭に定着しなくて困っているという人に向けて書いています。

 

● みなさんこんにちは、まこちょです。

 

英語学習でたくさんの受験生をこれまで指導してきましたが、実は大学合格を勝ち取った受験生に多く使われている「アイテム」ってなんだかご存知でしょうか?

そう、それは「暗記カード」

 

なんだよ暗記カードかよ~と思った人もいるんじゃないですか?ですがこの暗記カード、舐めてはいけません。

 

私も薄々気づいていたのですが、どうやらこのアイテムは熾烈な受験戦争で「あることに気づいた」受験生に大人気。

 

やっぱり良いアイテムというのは時代を超えて愛されているものだなぁといつも思います。

 

そこで今回は私の塾の受験生に協力してもらって、「暗記カード」がどれほど受験勉強に強力なのか、その魅力(?)を存分に語っていただくとともに、暗記カードの具体的な使い方も徹底的に教えてもらいました。

 

なお、このブログは英語学習ブログですが、今回ご紹介するアイテムは何も英語だけに特化したアイテムではありません。

 

おそらく大学入試や資格試験で扱う科目すべてに使うことが可能ですので、もしなかなか知識が定着しないとお悩みの方がいましたら是非お試しください、あなたにとって頼もしい味方になるでしょう。

ぜひ使おう!暗記カードのススメ

 

暗記カード、別名「単語カード」自体は古い時代からありました。知らない方もいないと思いますが一応ご紹介します。こんなのが一般的ですね。

 

 

この暗記カードなのですが、最近本当に使っている人を多く見かけるようになりました。スマホやら最新機器がはこびる現代で、なぜいまさら「暗記カードが?」とか思いませんか?

 

私も不思議に思ったので私の塾にいる受験生のうち約100人にアンケートしてみました。そうしたら驚くべき結果に…!

 

では、聞いてみましょう。「なぜ暗記カードなのか?」「暗記カードの効果的な使い方」この2つについて質問した受験生の回答があまりにも「そりゃ当然カードに行き着くわな~」的な感じだったのでご覧ください。

Q:なぜ暗記カードを使うようになったのか?

 

A :「見返さないノートが全く意味がないことに気づいてしまったから」

 

A :「ノートに書いた情報が膨大すぎて見返さなくなったから

 

この質問に関しては圧倒的に上の意見が多かったです。でもこれは納得ですね。

 

例えば中学から高校に上がったとき、生徒たちが非常にギャップに苦しむポイントの一つに「覚えるべき知識の増加」が挙げられるのですが、このギャップが正直激しすぎるんですよね。

 

特に中学生の時に1か月に1回の割合で、5教科のすべてを復習するというパターンを取っていた生徒はこのギャップに苦しむ模様。

 

中学生1~3年のうちに身につける各教科の学習分量って1か月で見直すことができるんです。その程度の分量なんですよ。ところが高校になるとそうはいきません。

 

覚える分量が多すぎて、とても1か月で各教科の端から端までを見直すことなど不可能だからです。

 

そうすると、当然ですが高校生は日々の学習をしっかりとその時その時に消化する必要が出てきます。ですが一回の授業でまとめるノートの分量が多すぎて、これも復習が間に合わないという事態に…

 

結局あれほど一生懸命取ったノートですら見返さなくなる始末なんです。そうすると何のためにノートを取っているのか?という、とても当たり前な結論に辿りつくというわけです。

 

見返さないノートを取るくらいだったら「カード化」する

なんとかして日々の授業で得た知識を日常的に血肉に(?)したい…このように考えた受験生たちが考えたのが、この「暗記カード」を駆使する方法でした。

 

なぜノートに書くべき各科目の情報・知識を「暗記カード化」するといいのか?これもアンケートしてみました。以下のような意見がもっぱらでしたが、どれもこれも納得できるものばかり。

 

「暗記カード化」するメリット

  1. ただ書くだけで放置してしまうノートよりも実用的
  2. 常に知識を目に触れることができるようになる
  3. まとめるのが上手くなる
  4. 持ち運びが手軽だ
  5. 自分だけの「アイテム」って感じで愛着がわく

 

特に意見が多かったのは、

 

「せっかく授業中、一生懸命ノートを取ったのにその後でちっとも見直さない。あの苦労は何だったの?って思うようになった」

 

というもの。彼らは正直です。普段の授業で得られた知識をすぐ自分の中に吸収したいんです。

 

そこで「暗記カード」です。日々の学校の授業や塾などで得た知識を放置することなくすぐにカード化して、そのカードをいつも身近なところに忍ばせておく。そしてスキマ時間などで確認するわけです。

 

自分だけのアイテムという感覚を大事にしよう

こういうことを書くと懸命な読者の方の中にはこう思う人もいるのではないでしょうか。

 

今はスマホのアプリで簡単に「カード化」できる機能がある。わざわざ手書きでカードを作成するなんて非効率の極みでは?

 

もちろん私も以上のことは考えました。ところがこの点も生徒達はもっともな意見で論破(?)します。

 

「いや先生、『手書きカードでまとめる』という行為そのものがすでに学習になっているんです」

 

『自分の字で書く』というところがきわめて重要。なんか「俺だけのアイテム」って感じがしてきて愛着がわいてきます。俺、字が下手だけどそれがまたいいわけ(笑)

 

この意見は本当に多かったです。【自分の字で】書くとその「暗記カード」は市販で売られている印字済みの単語カードとは比べものにならないくらい定着率がアップすると彼らは口をそろえて言います。

 

たしかにこの「俺的アイテム」的な感覚はスマホのアプリでは無理ですね。

 

それにしても私なんかよりずっと現代機器を使いこなしていると思われる生徒たちから、こういった古典的な感覚で(失礼ですが)暗記カードをセレクトするというところがまずびっくりですよね。

 

また、カードにすると程よく1つの束にリングでまとめることができるので、これが筆記用具やバックの中に忍ばせておくのにちょうどいいとのこと。

 

暗記カードの具体的な使い方

 

「暗記カード」を普段の授業の一環として組み入れるというのは思った以上に対比効率がいいことがわかりました。

 

ここからは「暗記カード」の具体的な作り方・使い方を教えてもらいます。さすが現場で実際にこの暗記カード作成に取り組んでいる彼らのこと、その作業工程も非常に無駄がない画期的なアイディアが満載です。

 

まずは授業を受ける時に必要なものから見てみましょう。

① STEP1 :安いノートか使用済みコピー用紙の裏紙を用意する

思わずなんじゃこりゃ?とか思った方もいるかと思いますが、「暗記カードメイカー(?)」にとっては必須アイテム。

 

先ほども言いましたが暗記カード化する目的の1つは「日々で入手した知識を効率よく吸収していくこと」です。

 

とはいっても1日の授業で得られる情報量も膨大ですので、これを授業中にカードにまとめていくのは実質不可能。そこで安いノートや落書きノート、広告の裏紙の登場になるわけですね。

 

② STEP2:授業内容を「箇条書き」で用紙にメモる

用意したノートなどに授業内容をメモ書きします。この時の重要ポイントはあくまでも「メモ」ですので、箇条書き程度でOKとのこと。ただし要点はしっかり押さえるのがポイントです。

 

教科書のどの辺りを授業で行ったかのページ数も記入しておきましょう。

 

もちろんメモですから綺麗に取る必要は全くなし。その代りそのメモには後で見返しても分かるように、先生が授業中に言ったちょっとした「雑談」もかる~くメモっておきます。

 

このメモを取るという行為も回数を重ねるうちにだんだん上手になってきます。自分がすでに吸収している(もしくは知っている)内容は取らなくなってくるんですね。

 

つまりこれは授業をダラダラ受けるのではなく「自分にとって重要な箇所」と「そうではないところ」の見きわめが鋭くなってくるのを意味します。

 

こういった生徒は成績が伸びるのは私も経験上、分かっています。

 

このメモが後で「手書きカード」化するときに非常に重要になります。

 

③ STEP3:メモした内容をカードにまとめる

授業が終了したら【できるだけ早く】本日学習した内容をカードにまとめます。早くてその日に、遅くても2日以内にしっかりまとめます。

 

私の生徒は塾の授業が終わったら、その後にすぐカードにまとめていることが多かったです。ちなみにすぐカードにまとめるメリットは以下の通り。

 

  1. 分からないところをすぐ先生に確認できる
  2. 記憶がはっきりしているうちに再復習をする形になる

 

つまりその日のうちに2回同じところを反復していることになりますので、これも定着に一役買うというわけです。もしわからなくなったらすぐ近くに先生がいますしね。

 

最初のうちはこの「その日のうちにカードにまとめる」という行動がなかなか難しいのですが、ある生徒曰く、

 

「だんだんランニングと同じような感覚になってきて、毎日やらないと何か気持ち悪くなってきました。消化不良みたいな感じになっちゃって(笑)最盛期では、このカードまとめが1日の学習の『締め』になりましたよ(キリ)」

だそうです(笑)立派だよ、お前は…

 

カードはどのような種類がベスト?

 

みなさんは「暗記カード」というと昔からある「単語カード」みたいなものを想像するんじゃないですか?

 

ところが今暗記カードというものは種類が豊富で、それこそビックリしますよ。

 

特に今回のように毎日の情報・知識をカードにまとめるには、実はちょっとカードに工夫を凝らした方が良いと生徒たちはいいます。「先生!特にここは強調してくれ!」と懇願されたポイントは以下の点です。

 

「暗記カード」は通常より大きめのカードを使う

 

なぜ通常のカードではだめなのでしょうか?これも如何にも受験生らしい発想がありました。

 

 

「カードには余白が多い方がいいです。なぜなら後からどんどん付け足していくから。もしカードがごちゃごちゃになっちゃったら、そのカードをもう一度書き直します。これがすごい効果的なんです」

 

「カードに書くときは【上の方】か【中央寄り】に書いておくといいです。後で例文とか付け加えるときにその余白に書けるでしょ?

 

へええ!なるほどね~。確かにそれは言える。カード記入は一回で終わりではないんですね。

 

授業や模試で「気づき」があったらその都度、該当するカードの余白に追加で記入しておく。これはナイスなアイデア!そうするとますます「自分で勉強している感」がにじみ出てくるのでモチベーションもアップ!ということですね。

 

 

こうやって生徒の意見を聞いていると

 

勉強ってアイデア次第でどんどんできるようになるな

 

と思わずにいられません。実際アンケートに協力してくれた生徒たちは今年、かなりの成果を出しています。

 

カードはどこに置いておく?

最後にこれも聞いておきたかったので確認してみました。

 

この日常の勉強内容をすべてカード化してしまうというのはもちろんトータルで膨大な数に上るわけです。ある生徒なんて段ボール2~3箱にカードの束が埋まるほどたまったそうですから。

 

そうするとそのカードを日々どのようなローテーションで扱っていくのかはとても気になるところです。

 

作ったカードの扱い方法は様々でしたが、これだけは要注意!といろいろな生徒に指摘されたのが以下の点です。

 

【カードを扱う方法でやってはいけないこと】

  1. 暗記カードを持ち歩かない
  2. カードを開かない

 

まぁ当たり前と言えば当たり前なんですけど(笑)何のために「暗記カード」を作ったんだ!?てな話ですよね。ですが、これ意外にあるらしいです。

 

そのためにまず率先してやらなければならないことは、とにかくカードを常に自分の前に「ちらつかせる工夫」をすることです。

 

例えばある生徒は防水用のカードを使って、お風呂場にカードをぶら下げておくということをやっています。女性ですが

 

「お風呂から上がるときに、つるしておいたカードを適当に一束選んで、必ず一周してから出るようにしています。この時のコツはゲーム感覚を忘れないこと。何回も見ることになるのだから正答率は気にしないことですね」

 

中にはトイレのカベにL字フックで吊り下げておくという強者もいました。

 

「トイレで用(大)を足すときについでにカードをめくっています」

 

なんかちょっと不潔じゃねーか?といじわるな質問をしてしまったんですが、彼は

 

「それも自分の味になるんですよ」

 

と一蹴(笑)試験に受かるということはこういうことなのかもしれないな、と妙に納得してしまったのでした。

 

あとがき

 

今回は「暗記カード」のススメということでご紹介させてもらったんですが、やっぱり勉強はアイデアしだいで充実したものになるな、というのが今回彼らに聞いてみて感じたことでした。

 

暗記カードは完全に覚えてしまったら、全てのカードをいったんシャッフルしてまたやってみてください。

 

意外と「順番」を覚えてしまうというのはカード学習ではよくあること、シャッフルすることによってまた新たな感覚で学習することができます。

 

もし日頃の英語学習(だけじゃないけど)にマンネリ化してるな~と思ったら、いっちょ「カード学習」を取り入れてみてはいかがでしょうか?新たな世界に意外にびっくりするかもしれませんよ?

 

また会いましょう(笑)

 

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