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most とmost ofには違いがあることは知ってる?意味と使い分けをしっかり理解しよう。

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形容詞・副詞

 

この記事を読むと
mostmost ofの違いと使い分けが分かります。

 

● こんにちは、まこちょです。

 

英語学習者にとって苦手な箇所の1つに数量形容詞の表現というものがあります。よくあるのが「ほとんど」の表現のmostalmostの違いなどがそうですね。

 

参考までに、mostとalmostの違いについてはこちらの記事が詳しいです
www.makocho0828.net




ところが最近、生徒からこういった質問を受けたんですね。その内容は

 

「先生、most の書き換えでmost ofという表現があるじゃないですか?この2つは何か違いがあるのですか?」

 

というもの。なぜ唐突にこのような質問が出たのかというと、先日学校の小テストで「私のクラスのほとんどの男はやさしい」という英作文がでて、その生徒はこう書いたのだそうです。

 

Most boys in my class are kind.

 

ところが返ってきた答案にはこのように修正が入っていたのです。

 

Most boys ( Most of the boys) in my class are kind.

 

most +複数名詞 = most of the 複数名詞と頭の中で理解していたその生徒は、この訂正に非常に疑問に思い、今回私に質問してきたんです。

 

たしかにmost +複数名詞 = most of the 複数名詞と覚えているのなら、今回の修正ポイントは「?」となってもしょうがないですよね。

 

結論をいってしまうと、たしかにこの生徒のこの答案は文法的に不正確な表現です。いったいこのmostmost ofは何が違うというのでしょうか。

 

そこで今回はこの違いについて徹底的に解説します。ぜひこの使い分けをマスターしていただいて、今後の英語学習に役に立てば幸いです!

 

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mostは「漠然」とmost ofは「限定的」

most 「形容詞」で使う場合と「名詞」で使う場合の2種類があります。そして「名詞」で使う場合のmostmost ofという形で使うことになっていますので、まずはこの基本的な型を覚えましょう。つまり


most + 名詞

most of the 名詞



と2通りの書き方が可能です。



この2つの形を見ていただきたいのですが、両方とも「名詞」が入っていますよね。この「名詞」が今回の使い分けのポイントになるんです。



この名詞が一般的な(世間一般の)名詞」の場合、most +名詞の形で表現します。たとえば「ほとんどのリンゴ」と表現する場合は



most  apples



と表現します。ところがこれがその箱に入っているほとんどのリンゴ」の場合はどうでしょうか。こう表現するんです。



most of  the apples in the box



そう「名詞」が「特定・限定」された場合はmost +名詞の形を使わないでmost of the 名詞の形を使うのです。

 

今回はただの世間一般的なリンゴではなくin the box 「箱の中の」と限定していますから、most of the 名詞という表現にしている訳です。



まとめましょう


most とmost ofの使い分け
most +名詞 ⇒ 名詞が「世間一般の」場合
most of the 名詞 ⇒ 名詞が「限定された」場合

 

most ofの後ろの形

そうするとmost of の後ろの名詞がtheのついた名詞だけでなく、most of 所有格+名詞や、most of 目的格が来るのも分かりますよね。



①most of his friends


②most of them




①の方はfriendsが「世間一般の友達」ではなく彼の友達」と限定しており、②の方は「代名詞」ですから、代名詞は【前の名詞】を受けて使うものですので、その指す名詞が「限定」されていることは明らかです。




Most people work too much.
「世の中の大半の人は働き過ぎです」


I think most cats  are cute.
「猫はだいたい可愛いもんでしょ」


Most of the students in my class want to study abroad.
「私のクラスメイトの大半は、留学をしたがっています」


I’ve read most of  Higashino Keigo’s books.
「東野圭吾の本は、ほとんど読みました」

 

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mostと同じ使い分けをする表現

mostと同じような使い方をする表現としてall・many・much・half・some・any・few・little・no・both・eitherなどがありますが、もちろん使い方は全く一緒。よく狙われますので注意が必要です。


例 
All cars have four wheels.
「すべての車には4つ車輪がある」


All of my bikes have something wrong with their wheels.
「私の自転車は車輪がどこかおかしい」


※注意※

allboth、halfof「省略」が可能であることも覚えておいてください。例えば今回の例でしたら



All my bikes have something wrong with their wheels.



と表現することができます。



I ate some chocolate yesterday.
「私はきのう、いくつかのチョコレートを食べた」


I ate some of the chocolate in the fridge yesterday.
「私はきのう、冷蔵庫の中のチョコレートをいくつか食べた」

 

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まとめ

f:id:makocho0828:20171204183512j:plain

さて今回はいかがでしたか。このmost 名詞とmost of 名詞の使い方は表現をする上で非常に重要なポイントを持っていますので、ぜひ会得してくださいね。




ではまた

manyの特殊用法について具体的に学習したい人は以下の記事を確認してみてください。入試で狙われるmanyの使い方が分かります。

manyの特殊用法についてはこちらへ

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