連鎖関係使節とは一体何か?なぜwhomではなくwhoなのか違いと用法をしっかり押さえよう

やさしく語る英文法
この記事を読むと
連鎖関係詞節を見切るコツが簡単に分かります。

 

● こんにちは、まこちょです。

 

みなさんは「連鎖関係使節(鎖状関係使節)」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。何か名前からしてやたらに迫力がある(?)この文法用語、英語学習者も思わず躊躇してしまうイメージがありますね。たしかにこの用法、慣れていないと「なんだこれは?」と思わずうなってしまうかもしれません。

 

先日も生徒からこんな質問があったばかりです。

 

 

「先生、こんな問題があったんですけど、これってwhomが正解ではないのですか?」

 


というもの。そこでちょっと問題を見せてもらいました。

 

【問題】

John is a boy ( ) I think will succeed in the future.

① who
② whom

 

実際は4択問題だったのですが、その生徒が言うにはwhoは「主格」の関係代名詞で、後ろに続く文の主語が代わったものだから(     )の後ろに「I」が出てくるわけがない、と。したがって答えはwhomが正解だと思うというのです。

 

この解答の是非はともかくとして、関係代名詞の問題は後ろの文の形をしっかり見て対応するのがポイント。そういう意味でこの生徒の解法の仕方には何ら問題はありません。日本語の意味ではなくしっかりと英文法のルールにしたがって解こうとしているこの生徒の姿勢には好感が持てますね。

 

この「連鎖関係使節」は確かに独特の形をしていて、関係詞が苦手な方にとっては難解に映るかもしれません。そこで今回は「連鎖関係詞節」とはどういったルールで成り立っているのか、このブログで徹底解説をしたいと思います。

 

はたしてこの生徒の答えは合っているのか、それとも間違いか、そこには意外なドラマが待っているのでした!

 

ぜひ今後の英語学習に役立てていただければ幸いです。

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これが連鎖関係使節のしくみだ

この連鎖関係詞節というのは2つの文を繋いでいるという意味でこれまでの関係代名詞節の成り立ちと全く同じです。例えば次の2つの文ですが



John is a boy.


② I think that he will succeed in the future.




この2つの文には共通した名詞 boyがありますよね。したがって関係詞で繋ぐことができます。いくら2つの文をつなぐといっても、まったくかすりもしない2つの文をつなぐことは「接続詞」でもない限り無理です。



ですから関係代名詞というんですね。



また、これも当然と言えば当然ですが、同じ名詞が2つの文に出てきた場合、一方は「代名詞」が使われていますよね?そりゃそうです、英語は名詞の繰り返しをとことん嫌いますからね。Kenが2回目にはheAyanaが2回目にはsheになるのは、いまさら言うまでもないことかと思います。今回も②の文はheが使われています。


この代名詞を関係代名詞にします。he主語だったのですから「主格」の関係代名詞を使いましょう。するとこのような形になるはずですね。




… a boy who I think that will succeed in the future.



ところで、ここで問題が生じました。that will succeed in the future.の箇所のthatですが、このthat「接続詞」です。



接続詞は後ろに主語(S)と動詞(V)が必ず続かなければなりません。



※ちなみに接続詞の後ろの主語(S)と動詞(V)がないことがありますが、それは「省略」されていて、必ず主語とbe動詞がセットで省略されていなければならないのです。


参考までに
www.makocho0828.net



したがって、thatの後ろの主語(S)(★のところね)が関係代名詞のwhoになって前にいってしまいましたから、結果的にthatの後ろの文は主語がない形になってしまいました。こうなると接続詞のルールに反してしまいますのでthatも消してしまいます。



… a boy who I think will succeed in the future.




こうして出来上がったのが「連鎖関係詞節」という独特の形なのです。全体を書くと



John is a boy who I think will succeed in the future.



青い部分の通常の関係代名詞節にまるで赤い部分が取り残されたような独特の形になるのですが、しっかりとそれぞれのルールにしたがって出来上がった形であることをまず理解してください。

 

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連鎖関係詞節の基本の形

この連鎖関係使節ですが基本的な形はこうなります。理屈が分かったら次はこの形を覚えることで慣れてしまいましょう。




関係詞+(S +言う・思う)+V
「Vであると(S +言う・思う)~」



関係代名詞の後ろに「Sが言う・思う」主語(S)動詞(V)が続きその後でさらに動詞(V)が続く形になります。つまり



関係代名詞+S+V+V




という動詞が2回続く形になるんです。これは珍しい形ですよね。



I don’t like that douche bag who you know cheated and got high marks on the exam.
「僕は、君が知っている、テストでカンニングして高得点を稼いだあの野郎が嫌いなんだ」



Do whatyou think is right.
「君が正しいと思うことをしなさい」

 

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主格の関係代名詞なのにwhom?

そういうわけで先ほどの生徒の質問の答えは主格の関係代名詞whoが正解ということになります。が、ちょっと待ってください。


ここから先は例外中の例外事項ですので、興味のある方だけ読んでください

実はこの連鎖関係詞節は以下のような文もあったりするんです。



They selected individuals whom they believed would accept this role willingly.
「彼らはこの役割を率先して受け入れてくれると信じている人達を選んだのだ」




この文章は連鎖関係使節で後ろの文の主語(S)の代わりに関係代名詞が使われてますから、本来ならば主格の関係代名詞whoが使われていなければなりません。ところがこの文は「目的格」のwhomが使われているのです。



これはもちろん通常の文法法則からは外れるのは間違いなく、文法的には“who”が正しいが、関係代名詞が“believed”の目的語のように感じられるから“whom”も使われるらしいのです。


確かに関係代名詞の後ろはS+Vが続きますので、一見後ろの文の主語(S)が抜けているようには見えませんが、それにしてもこの文は英文法学者でも意見が分かれており、結論は「whoを『正解』とし、文法的に破格のwhomを『誤り』とする模範文法家以外、どちらでもよい」とされていて実はお手上げ状態になっていることも合わせて報告しておきます。



ですから先ほどの生徒の質問の問題もwhomが「正解」の可能性もあるのですが、それを大学受験の世界に持ち込んでしまうと正解が出せなくなってしまうので、英文法のルールにのっとり、主格のwhoを正解にするということで、今回は勘弁してください(笑)


最後に1つ注意点を。



この連鎖関係使節は一見関係代名詞の後ろにS+Vがあるように見えますので、実は「主格」の場合でもwhoが「省略」されることがあるのも押さえておいてよいでしょう。


参考までにこちらの記事を見てくださいね
www.makocho0828.net

 

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まとめ

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さて、今回はいかがだったでしょうか。この連鎖関係詞節。形をしっかり理解すると実は独特の形をしているために、分かりやすいという長所(?)を持っています。



ですからこの手の例文をたくさんあたり、形に慣れておくことが非常に重要であることは忘れないでください。




ではまた

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