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分詞構文とはいったい何?分詞構文の意味と作り方を徹底マスターしよう!

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動名詞・分詞

 

この記事を読むと
分詞構文とはいったい何かはっきりと分かります。

 

● みなさんこんにちは、まこちょです。

 

英文法の単元の中に「分詞構文」というカテゴリーがあるのですが、この用法について苦手意識を持っている方は多いようです。したがってこの単元についての質問は絶えません。

 

分詞構文がよく分からないんですが…分詞構文ってなんですか?

分詞構文の作り方が分かりません。なぜ現在分詞(~ing)だけじゃなくて過去分詞(~ed)からスタートするパターンがあるんですか?

 

なんて分詞構文の作り方の質問などが結構多いですね。



そこで本日は分詞構文の作り方を練習問題を通じて徹底マスターしましょう。コツをつかめば意外と簡単に出来ますので、ぜひトライしてみてくださいね。

 

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分詞構文とは

分詞構文というのは、本当に簡単にいうと文と文の接続部分の意味を「あいまい」にしてしまう用法です。

 

本来2つの英文をつなげるためには接続詞というものが必要なのですが、この接続詞を消して動詞を分詞に変える用法です。つまり肝心な英文と英文の接続箇所を消してしまうので、2つの英文の論理関係が一見分かりづらくなるという特徴があるんです。

 

Because I had no money, I didn’t buy the book.

「お金が無かったので、その本を買わなかった」

 

Having no money, I didn’t buy the book.

「お金が無かった( ? )、その本を買わなかった」

 

→ 分詞構文は「接続詞」を消す用法なので、ちょうど「接続」部分の意味が分からなくなる。


なぜわざわざ曖昧にするのかというと読んでいる読者に【ある程度自由に読ませる】為なのです。ですから小説等によく使われますね。逆に論文等の「絶対間違えて解釈されたくない文」には分詞構文は使われません。


つまり分詞構文とは「勝手にあなたの意思にまかせて読んでいいよ」とある程度認める用法なのですね。



ちなみにこの分詞構文、大学入試などの英作文などでは基本「使用禁止」として指導します。


でもそりゃぁそうですよね、分詞構文を使うということは、採点者に「ここ勝手に解釈してね」と言っているようなものですから。普通は全く読まないでスルーされると思います。

したがって分詞構文を使った文を和訳するときには、元の文がどのような接続詞を使っていたのか、ある程度、2つの文の論理関係を見ながら訳さなくてはならないということですね。

 

分詞構文の意味は大きく分けて5つの意味があります。理由・時間・時間(同時)・条件・譲歩などの訳し方を覚えておくと良いでしょう。

 

●【分詞構文】の訳しかた

意味 接続詞
理由(~だから・からなので) since / because / as
時間(~するとき) when /as / before / after 
同時時間(~ながら) while
条件(~ならば・~すると) if
譲歩(~だけれども) though / as

 

例:理由

Having a cold, I saw a doctor yesterday.

「風邪をひいたので、私は昨日医者にみてもらいました」

 

例:時

Talking to strangers, I always feel nervous.

「見知らぬ人に話しかける時、私はいつも緊張します」

 

例:同時

Walking down the street, I found a 1000-yen bill.

「道を歩いていると、1000円札を見つけた」

 

例:譲歩

Accepting what you say, I still think you are in the wrong.

「君の言い分を認めるとしても、やはり君は間違っていると思う」

 

※ このなかで接続詞のasは非常に万能で、理由・時・譲歩などで使うことが可能です。ですからもし悩んでしまったら、asを接続詞として使うと上手くいきます。

 

接続詞のasについての詳しい記事は以下を参考にしてください。

接続詞asは意味が多彩!絶対知っておくべき5つの意味はこれだ!
...
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分詞構文の作り方

作り方は実に簡単。次の手順をマスターすればいいでしょう。



【分詞構文の手順】

① 接続詞を消す
② 動詞を現在分詞(~ing)にする



When I came home, I was very tired.




分詞構文にするのは接続詞がついている方の文、つまりWhen I came homeです。何はともあれ接続詞を消しましょう。


When I came home, I was very tired.




続いて、接続詞があるということは2つ文があるということですから、主語が2つあるはずですね。接続詞を使った文があった場合、全体でどのような状態になっているかを知っていることが重要です。接続詞については「え! そんな法則が!? 接続詞の「後ろ」について知らないことをまとめてみた

を読んでいただけたらと思います。


その2つの主語をよく見比べましょう。その時



① 2つの主語が同じ ⇒ 主語を消す
② 2つの主語が違う ⇒ 主語を残す



というアクションが必要です。



今回の例文は両方「I」なので消しましょう。

 

When I came home, I was very tired.




最後に2つの動詞を見比べましょう。その時のチェックポイントは「時制」



① 動詞の時制が同じ ⇒ Vを現在分詞(~ing)にする

② 動詞の時制が違う ⇒ Vをhaving Vp.pにする

 

 

今回はcame, wasともども「過去形」ですから両方とも同じ時制ですね。



ではcamecomingにしましょう。



Coming home, I was very tired.




これで分詞構文の完成!どうですか簡単でしょ?



ここでポイントを1つ。分詞構文は必ず現在分詞(~ing)からスタートすることは忘れないでください!

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分詞構文の応用

ここからはバリエーションです。いろいろなパターンがありますが基本はさっきの手順で全部いけます。


① [否定文の場合]

 

As he did not know what to say, he kept silent.




まず接続詞のある文が対象ですから、As he did not know what to say を分詞構文にします。




接続詞を消し、主語と時制をチェックするというのは忘れちゃダメです。




As he did not know what to say, he kept silent.




時制は両方とも過去形ですからknowをknowingにして完成なんですが、そのとき否定のnotを文頭に出します




Not knowing what to say, he kept silent.

訳「何を言えばよいか分からないので、彼は黙っていた」


② [受動態の文の時]

 

Since this book is written in simple English, it is easy to understand.




今度は「受動態」の文の時の分詞構文です。この時が一番間違えるので注意しましょう。



まずはいつもの手順で。接続詞のSinceを消します。




Since this book is written in simple English, it is easy to understand.




this bookitは同じ主語なので(itは代名詞this bookも消します。そのときitをthis bookに直すことに注意しましょう。




Since this book is written in simple English, this book is easy to understand.



ここまではokですよね。ここからなんですよ(笑)



isとisですから同じ時制。したがってisをBeingに直します。間違ってもwrittenの方を変えてはいけません。これは「過去分詞」で動詞ではないんです。




Being written in simple English, this book is easy to understand.




分詞構文Beingで始まる時(つまり受動態のときはすべてそうなるのですが)、このBeingを省略できるのです。つまり、





Written in simple English, this book is easy to understand.





「過去分詞」から始まる文が出来上がるんです。


※これは声を大にして言いたいことなのですが、分詞構文の学習をする際には「分詞構文って現在分詞と過去分詞から始まる文があるんだよね~」って覚えない方がいいです


あくまでも分詞構文は~ingでスタート!過去分詞で始まる文はBeingを省略してるから起こるものだと理解しておいてください。

訳「簡単な英語で書かれているので、この本は理解しやすかった」




③ [主語が違う場合]


Because it was Sunday, the shops were all closed.




そろそろ分詞構文を作り方はバッチリなんじゃないですか?続いては「主語」が違う場合です。いつも通り接続詞を消すところから始めましょう。




Because it was Sunday, the shops were all closed.




続いて主語。Itthe shops単数形と複数形ですからあきらかに主語が違いますよね。



こういう時はどうするか。実は簡単で、主語をそのまま残すんです。そして動詞の時制が同じであることを確認してwasをbeingにすると、




It being Sunday, the shops were all closed.




となります。主語が違う分詞構文を「独立分詞構文」といったりしますよ。



④ [時制が違う場合]



Because I had read the novel, I already knew the ending of the movie.




今度は時制が違うパターン。had read「過去分詞」knew「過去形」で時制が違うでしょう。



こんな時は時制の違いを表すためにhaving Vp.pで表現するんです。つまりここでは、




Having read the novel, I already knew the ending of the movie.




となります。

訳「原作を読んでいたので、私はすでにその映画の結末を知っていた」



どうでしょうか?意外に簡単じゃないでしょうか。では練習問題で定着しましょう。

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本日の練習問題


【問】次の文を分詞構文にしなさい
(1) Because we live in a small island, we need a boat.
(2) As I didn’t feel well, I went to bed early.
(3) Since I hadn’t finished the work, I couldn’t go out to play baseball.
(4) As this house is painted red, it looks nice.
(5) Because it was fine, I walked to the station.





【解法】

(1) Because we live in a small island, we need a boat.



接続詞を消す ⇒ 主語のチェック ⇒ 動詞の時制のチェックと流れて行って、



Living in a small island, we need a boat.


となった人、正解。

訳「小さな島に住んでいるのでボートが必要だ」




(2) As I didn’t feel well, I went to bed early.





手順は一緒。各チェックを終えて、この文が否定文であることをしっかり押さえよう。正解は



Not feeling well, I went to bed early.

訳「気分が良くなかったので早く寝た」




(3) Since I hadn’t finished the work, I couldn’t go out to play baseball.





この文章は時制が違うことをおさえることとやはり「否定文」であることが重要ですね。Having Vp.pを使うことになります。




Not having finished the work, I couldn’t go out to play baseball.




どうですか?notを前に出せたでしょうか。

訳「仕事が終わらなかったので、野球をしに外に出ることができなかった」




(4) As this house is painted red, it looks nice.





受動態の文章ですね。各チェックを終えて代名詞のitをthis houseに変え、




(Being) painted red, this house looks nice.




とできれば正解。Beingは省略できますのでPainted~から始めてもokです。

訳「この家は赤く塗られて素晴らしく見える」




(5) Because it was fine, I walked to the station.





この文は主語が違うところをしっかりチェック。もちろん分詞の前にそのまま残しますよ!





It being fine, I walked to the station.

訳「いい天気だったので、私は駅まで歩いた」

 

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まとめ

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どうでしょうか。コツをつかんじゃうと意外とすんなりクリアできたんじゃないでしょうか!ぜひモノにしてガンガン使ってみてくださいね。



ではまた

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