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「one’s +名詞」の3つの訳し方とは?練習問題で名詞構文の完全攻略する!

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和訳道場

この記事は

「one’s + 名詞」の形ですが、あれって「~の名詞」以外の訳し方があるのでしょうか?何か和訳を見ても訳し方にコツがあるような気がしてならないのですが…」

と名詞構文の訳し方に疑問を持っている英語学習者に対して記事を書いています。

 

●こんにちは、まこちょです。

 

英語の形でよく見るものに「one’s +名詞」があります。例えばher surpriseとかありますね。実はこの形も「名詞構文」の一種と言われているのはご存じでしょうか。

 

そう、名詞構文についてなのですが、名詞構文は何もA of Bの形だけではないということですね。

 

名詞構文 A of Bの訳し方については以下の記事を確認してみましょう!

 

 




実はみなさんがよく見るone’s +名詞の形も「~の名詞」という訳しかただけではなく、様々な表現が可能。

 

文章中に出てくると意外読みにくいこのone’s +名詞の形ですが、それもそのはず。この形も「~の名詞」と訳すだけだと日本語として意味不明な訳になる場合があります。



そこで今回はこのone’s +名詞の解釈方法について徹底解説!以下の例題をきれいに和訳できるようにしっかり理解してくださいね!

 

以下の記事を読むと

 

▶「one’s +名詞」の効果的な訳し方が分かる
▶「one’s+名詞」は3種類の訳し方があることを知る

 

ぜひマスターしていただいて、今後の英文リーディングにお役立てください。

 

※この記事は「まこちょの基礎和訳演習講座」のバックナンバーになります。この講座では演習を通じて、和訳問題で文法力を鍛える!というスタンスで展開しています。

 

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「one’s +名詞」の練習問題

 

まずは以下の例題を見てください。

 

===================
【例題】

To her disappointment, her husband didn’t think over his carelessness about money.
===================


まずは上記の例文を予備知識なしでいきなり和訳してみましょう。そして以下に続く今回のテーマについての解説を熟読していただいて、改めて自分の作成した和訳のどこが修正点だったのか確認してみると理解度が段違いです。



「one’s +名詞」の形ですが、確かに「~の名詞」と訳せる場合もありますが、その訳し方はほんの一部分の訳し方にすぎません。


特に名詞が「動詞化」出来るものであるならば以下のように訳し方を工夫することができるんです。


===================
【one’s +名詞の訳しかた】

①「one【が】~すること」
②「one【を】~すること」
③「one【の(が持っている)】名詞」
===================


え~!こんなに訳し方があるの?と思った方も多いのではないでしょうか。特に②の訳し方は英語上級者でも、意外に気づかないことが多かったりします。



もちろんこの3つの訳し方は、十二分に文脈に依存することが多いのですが、それにしたってこのバリエーションを知っているだけで、さまざまな訳に対応できるのは魅力ですよね。


では、1つ1つ見ていきましょう。きっとあなたの和訳能力に寄与するかと思いますよ!

①「one【が】~すること」

 

例①

Without the boy’s rescue, the girl would have drowned.



この英文ですが、Without the boy’s rescueの部分に注目してください。the boy’s rescueが「one’s +名詞」という形になっていますよね。



もちろんこの部分を「その少年【の】救助なしに」としても意味は通じます。ですが英語は「名詞天国」。動詞を主体にする日本語に直すと若干「固い」訳が出来上がるのです。



そこで、こういう場合でもなるべく名詞を動詞として訳せないかを考えると非常にナチュラルな日本語訳が出来上がるわけですね。



例えば今回のrescueは「救助」という名詞ですがこの名詞は「助ける(こと)」と動詞化できます。



the boy’s rescue
    「救助」
      ↓
    「助けること」



そうすると今度は「誰【が】誰【を】助ける」のかが問題になるわけです。



ここでは後ろの文が「その女性は溺れていただろう」とありますから、the boyが助けるのは明白です。



the boy’s rescue
「その少年の救助がなかったならば」



「その少年【が】助けなかったならば」




つまりthe boyとrescueの間には「主語(S)と動詞(V)の関係」があると分かります。



Without the boy’s rescue, the girl would have drowned.

「少年が(少女を)助けなかったならば、少女は溺れていただろう」



ところが次の例文はどうでしょうか。

②「one【を】~すること」

 

例②

The police hurried to the spot for the boy’s rescue.


※spot「現場」



おやおや?と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。



the boy’s rescueの部分は先ほどの例①と全く同じ。ですが、今度は「少年が助ける(こと)」ではなくて、「少年【を】助ける(こと)」です。


訳「警察はその少年を救出するために現場に急行した」



このようにone’s +名詞は文脈に応じてone’sの部分を「~は」と訳したり「~を」と訳したりすることができることは覚えておいて損はありません。



何でもかんでも「~の」と訳すだけですと日本語訳として不自然な訳になる場合があることは覚えておくと良いでしょう。

 

③ one’s +A of B

このone’s +名詞ですが、その後ろに 前置詞+Bがついた形もあります。



前回 A of Bの名詞構文の形を学習しましたが、そのA of BのAにone’sがついた混合形の形はよく出題されますので注意が必要ですね。





his sister’s refusal of a good proposal



これはone’s A of Bの形ですが、こんな時はあわてずに「動詞化」できる箇所を探しましょう。そうするとrefusal「拒絶」はrefuse「断る(こと)」とできますよね。



そうするとみなさんの中には「(    )が(     )を断る」と思うわけです。ここでは




his sister’s refusal of a good proposal

「彼の妹【が】良い提案(縁談)【を】断ること」



と分かるわけです。ofは「目的格(~を・に)」と訳すとバッチリですね。つまりこの箇所は



His sister refused a good proposal.

「彼の妹は良い縁談を断った」




という文を名詞構文化したものだったのです。



He was disappointed at his sister’s refusal of a good proposal.

「妹が良い縁談を断ったことに、彼はがっかりした」


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A of Bの応用編

 

ここまではいかがでしょうか。今回はone’s +Aの訳し方と、one’s A of BというA of Bとの合体パターンである名詞構文をご紹介していますが、結構奥が深くありませんか?



実はですね、まだまだあるんですよ、A of Bの応用形(笑)


やはりA of Bに「前置詞+名詞」が加わる形なのですが、以下の形は絶対に知っておくべきです。と言いますか、知らなかったら必ずと言っていいほど戸惑うでしょう。

 

①【影響系の名詞(effect / influence / impact)】+ of B on C

 

まずはこれです。



A of B 前置詞 Cという形になるのですが、Aにくる名詞がeffect / influence / impactなどの「影響」という意味の名詞が来て、しかも後ろの前置詞がonのときは要注意!



ちょっと例を見てみましょう。



the influence of the air pollution on living things



例えばこのような名詞構文の形なのですが、influenceとonでピンときてほしいところです。



このとき名詞構文中で使われているof ~の部分は【必ず】主格、つまり「~が」と訳します。



the influence of the air pollution on living things

「大気汚染【が】生き物に与える影響」


これはもともと以下のような英文が名詞構文化したものなんですね。


The air pollution has an influence on living things.

「大気汚染は生き物に影響を与える」




The effect of acid rain on plants is serious.

「酸性雨が植物に及ぼす影響は深刻だ」



いや~これは知らないと初見では厳しくないかなぁ?( ;∀;)



② the superiority of B over[to] C

ほ、ほほう…何かな?これは(笑)と思わず愚痴の一つでも言いたくなるのがこの形。



superiorityは「優れていること」と訳すのですが、この形になったときはやはりof Bの部分を「主格(~が)」と訳します。





the superiority of wisdom over[to] mere learning

「知恵が単なる学識よりも優れていること」



この形は以下の英文が名詞構文化したものです。



Wisdom is superior over[to] mere learning.

「知恵は単なる知識より優れている」




The superiority of TV to radio is obvious.

「テレビはラジオよりも優れているのは明らかだ」


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one’s+名詞の名詞構文:実践演習

ここまでone’s +名詞の名詞構文について学習すると、今回の例題もあっさり和訳できてしまうから不思議です。



では今回の例題の解説です!自分の和訳のどこが足らなかったのかを確認してみましょう。

 

【例題】
To her disappointment, her husband didn’t think over his carelessness about money.

 

【解説】

To one’s disappointment は「~【が】失望したことには」と解釈するのですが、大事なことはone’sと後ろの名詞の間に主語(S)と述語(V)の関係があるという点です。



したがって「彼女【が】がっかりしたことには」としっかり訳しましょう。「彼女の失望によると」とすると、その後に続く文とスムーズにつながりません。



この英文はもう1つ名詞構文がありますね。それがhis carelessness about moneyです。



carelessnessは「無頓着」ですが動詞化して「~に無頓着であること」とすることが出来ます。つまりこの箇所は



He is careless about money.

「彼はお金に関して無頓着だ」



という英文を名詞構文化して



His careless about money

「彼【が】お金に関して無頓着であること」



となっているのです。think overは熟語で「よく考える」です。




訳「彼女ががっかりしたことには、夫は自分が金銭に無頓着であることをよく考えなかった(ことだった)」

 

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「one’s +名詞」の名詞構文訳しかた:まとめ

 

 

さて、今回はone’s +名詞の名詞構文の訳し方について解説いたしましたがいかがでしたでしょうか。

 

単純に「~の」と訳しただけだとうまく意味が伝わらないようなとき、実は「~は」や「~を」と訳すように心掛けてみましょう。それだけで日本語らしい訳が生まれますよ!

 

ちなみにone’s +名詞と 名詞 of 名詞の違いについては以下の記事でさらに紹介しております。ぜひ最後に立ち寄ってみてくださいね。

所有格('s)と名詞 of 名詞の違いとは?存在していないものに所有格は使えないってホント?
...

 

また会いましょう。

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