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valuedとvaluable、invaluableの違いとは?この手ごわい使い分けを徹底検証します

やさしく語る英文法

この記事は

「あの~この前、英文ライティングの添削をしてもらったんですけど、valued informationをvaluable informationと直されたんですよね。valuable informationでも別に構わないんですが、なぜvalued informationだとダメなのでしょうか?だってvalued friendとか結構言ったりするじゃないですか。違いがよく分りませんのでぜひ詳しく教えてください!」

と悩んでいる英語学習者に向けて記事を書いています。

 

●みなさんこんにちは、まこちょです。

 

英語には形容詞扱いで、名詞を前から修飾する、いわゆる「形容詞+名詞」の形が多くみられますよね。例えばmany booksやa beautiful pictureなんかがそうです。

 

ところがこの前から修飾する形容詞ですが、時々、同じような意味の形容詞があって、どれを使ったらいいか悩む場合があるんです。

 

今回ご紹介する「貴重な・価値のある」の意味を表す、valuableやvalued、invaluableなどもそう、なんかどれも当てはまりそうな気がしてちょっと困ってしまいますよね。

 

特にvaluableとvaluedなんて、一体どんな違いが??と思っても当然です。

 

そこで今回はこのvaluableやvalued、invaluable、preciousなどのニュアンスの違いを徹底解説!おそらく一度くらいは迷ったことがあるこの形容詞たちをしっかりと使い分けてみましょう。

 

以下の記事を最後まで読んでいただけると、次の点であなたの英語力は見違えるほど向上します。

 

▶ valuable / invaluableなどの形容詞の違いが分かる

 

ぜひ会得していただいて今後の英語学習にお役立てください。

 

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valuableとinvaluableの違い

まずはこの2つの形容詞の違いについて見てみましょう。この2つってただ接頭語のinがついているかそうでないかの違いなのですが、なぜこんな表現があるんでしょうね?

 

valuable :「金銭的な価値や有用性が高い」

valuableの名詞形はみなさんもご存じvalue「価値」です。valuableはもちろん名詞の流れを組んで「価値のある」と表現すればバッチリです。

 

He is a valuable person to her.

「彼はに彼女にとって大切な人だ」

 

invaluable :「お金で買えない価値や有用性が高い」

それに対してinvaluableなのですが、これはvaluableと何が違うというのでしょう?in + valuableとなっていますがこの単語もvaluableと同じ意味として使うことができます。まちがっても「価値のない」ではないことに注意!

 

He is an invaluable asset to the company.

「彼は会社にとって非常に貴重な存在です」

 

もちろん「貴重」という意味ではvaluableとinvaluableは同ベクトルで使うことができるのですが、ニュアンスは大きく異なります。

 

● valuable 

【評価できる範囲内で】価値がある・貴重な

 

つまりvaluableはお金で価値を決められるというときに使うことができるんですね。

 

● invaluable

【評価できないくらい】価値がある・希少だ

 

それに対してinvaluableは接頭語のinがついていて「~ない」と否定を表すものですから、思わず「価値がない」と勘違いしがちなのですがそうではなく、「【値段がつけられないほどに】価値がある」の意味になるんです。

 

ちなみに同等の理由でpricelessも使うことが可能。lessなんて接尾語がついているので、やはり「価値のない」と勘違いしそうですが、これは「お金で買えない価値がある」の某CMのおかげで難を逃れています(笑)

 

This table is a priceless antique.

「このテーブルは貴重な骨董品だ」

 

 

valuableとvaluedは何が違うのか?

ところで「価値がある・貴重な」を表す表現にはvaluedという形もあるのですが、これってvaluableと一体何が違うのでしょうか。

 

例えば上記の質問にもありましたように、valued informationとvaluable informationは何が違うのかしら。

 

こういうときは「そういう風に言い方が決まっているからそう覚えろ!」(!?)と言われてもなにか 釈然としないことは明白でしょうから、ちょっとロジックで解決してみようかなと思います。

 

ポイントとしては、valuedがもともと「過去分詞」だった、というところでしょうか。結構難しいので心して読んでくれたら幸いです(笑)

 

「形容詞+名詞」は修飾している名詞が「主語」

改めて2つのパターンを並べてみます。

 

valuable information

valued information

 

この2つの形容詞ですが後ろのinformationを修飾しているのはもうお分かりですよね。

 

形容詞+名詞の場合、形容詞の主語(S)はかかっている名詞ですのでこの2つの形はそれぞれ以下のようになっていると言えます。

 

① Information is valuable.

② Information is valued.

 

この名詞を修飾する分詞(形容詞)の主語について具体的に学習したい方は以下の記事がめちゃくちゃおススメ。ヒマな時にでもチェックしてみてください。

分詞の意味上の主語はたったの2種類!その用法を使いこなせ!
...

 

ここで注目してほしいのは②の方の形。確かにvaluedは今でこそ「形容詞」として定着していますが、もともとはbe+過去分詞の受動態から派生したものです。

 

みなさんのおなじみな形で言うとbe surprisedなどはどうでしょうか。

 

I was surprised at the news.

「私はその知らせに驚いた」

 

このsurprisedは過去分詞なのですが、今ではすっかり「形容詞」扱いで定着しています。

 

②の話に戻しますが、この形が元々be+過去分詞の「受動態」である以上、「能動態」に戻せるはずですよね?ちょっと戻してみましょうか。

 

Information is valued.

「情報は評価される」

We value information. 

「我々は情報に価値を見出す(情報を評価する)

 

ちなみに英語の「態」についての知識は非常に重要な要素です。今一つよく分からんな、と思った人は以下の記事をのぞいてみましょう。「態」について開眼しますよ。

「受動態」と「能動態」は果たして同じ意味なのか?徹底検証してみた!【前編】
...

 

そう、これであることが分かります。それはvalued informationとvaluedを使った場合、informationに対して、つまり対象に対して「高く評価された / 貴重な」と表現するときに使うということです。

 

valued +名詞 ⇒ 名詞側から評価された」という意味で使う

 

つまり「名詞」が話し手を評価する場合に使うんですね。

 

そうするとみなさんには、当然ある疑問がわくと思うんですよ。それは

 

「情報(information)が我々を評価するわけねーだろ!!」

 

ということ。そう、ここにvalued informationは表現として使いにくい、言い換えると違和感のある言い方だという心理が含まれています。

 

 

ところが①のvaluable informationはどうでしょう?この表現はInformation is valuable。つまりSVC(S=C)です。

 

このInformation=valuableと評価しているのは間違いなく書き手の「私たち」です。そうvaluableはこちら側(つまり話し手・書き手)が名詞を「素晴らしい!」と評価するときに使う表現なんですね。

 

valuable +名詞 ⇒ 話し手(書き手)が名詞を「貴重だ・価値がある」と表現するときに使う

 

したがってinformationを「貴重だ・価値がある」ものとして表現するのはvalued informationよりもvaluable informationと表現するのがよりふさわしいのが分かっていただけたでしょうか。

 

だってinformationは私たちを評価はできないのだから。informationを評価するのは私たちなのだから。

 

なぜ「お願い文」の表現がDear Valued Customersになるのか?

先ほどの例は修飾している相手がinformationだからまずかったです。じゃあcustomersだったらどうなのよ?と考えてみました。

 

そういえばよくお店(カフェ)などに行ったときに、テーブルの上に「お願い文」などがあったりして、その時の英文はこうなっていることが多いんです。

 

 

Dear Valued Customers.

 

 

おおう…(!?)valuedになっていますね。ですが先ほどの内容が近い出来た方はこの箇所がvaluableになっていない理由もおのずと分かるのではないでしょうか。

 

この文がvalued customersとなっている以上、「お客様が我々を(ここではカフェを)評価している」ということが分かります。

 

もちろんお客様はお店側から評価されているのは分かります。ですがvaluedを使うと「お客様は【我々のサービスやら料理やらお店のたたずまいを『いいな』と認めて(評価して)くださっている価値のある】お客様」というニュアンスが出るわけです。

 

 

それがvaluable customersとなったらどうでしょうか。

 

 

こうなるとお客様のお店に対する評価は反映されず、「カフェを経営している人にとって【いつも来店してくれる】価値のあるお客様」というニュアンスになっています。はっきり言ってお客様がこのカフェを評価しているかどうかは曖昧ですね。

 

とするとこういった「お願い文」にvaluedとvaluableをどちらを使ったらいいのかは自ずと明らかです。

 

お客様の我がカフェに対する評価は明確ではないけれど、きっと私たちのカフェを評価してくれているというニュアンス(へりくだり)を出すことのできるvalued customersの表現がよりふさわしいということになるんですね。

 

あとがき

今回は「貴重な・価値のある」の表現であるvaluedとvaluable、invaluableの違いについて解説しました。

 

いや、しかしvaluedとvaluableの違いは少々難しいですね。今回はこの点について長々と説明しましたが、余りにも使い分けが難しいのでTOEIC等の文法問題でもこの点を問う問題はなかなかお目にかからないのも納得です。

 

● 最後に

ちなみにvalued customersとvaluable customersについて、いったいどちらの表現が世界規模で使われているのか興味があったので、ちょっとググってみました。すると

 

valued customers =約 9,150,000 件ヒット

valuable customers =約 2,420,000 件ヒット

 

と、やはりvalued customersが多い印象。それに対してvalued informationとvaluable informationは

 

valued information=約 136,000 件ヒット

valuable information=約 43,000,000 件ヒット

 

(Google検索より)

 

とvaluable informationが圧勝でした。やはり今回の検証は当たらずとも遠からず、といった印象のようです。

 

私の検証が完璧である、というつもりはありません。今回の件について「もっとシンプルに説明できるぜ!」という英語マスターがいらっしゃいましたらぜひ教えてください。コメント待っています。

 

また会いましょう。

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