まこちょの具体的なプロフィールはこちら(テストには出ません)

during ~ingがダメでwhile~ingがokなのはなぜか?その違いを徹底解明!

スポンサーリンク
前置詞

 

この記事を読むと
duringの後ろには~ingを置けない理由が分かります。

 

● こんにちは、まこちょです。

 

英語にはよく書き換え問題などがありますが、その中にもwhileduringを使った書き換えは超有名問題です。例えば

 

While I was staying in London, I visited my uncle.

「ロンドンの滞在中、私は叔父の元を訪れた」

duringを使い、

 

During my stay in London, I visited my uncle.

 

と書き換えるというもの。これは「品詞」の使い方を聞いている問題で、while「接続詞」during「前置詞」からくる品詞の違いから後ろに続く形が変わるという点を聞いているわけです。ちなみに後ろにはどう続くのかというと、

 

● 接続詞 ⇒ 後ろには主語(S)と動詞(V)が来る

● 前置詞 ⇒ 後ろには目的格の名詞・動名詞が来る

 

と区別されているんです。文法上、非常に重要なポイントなんですね。

 

ところが先日、生徒からの質問でこのようなものがありました。

 

「先生、なぜduringは「前置詞」なのに後ろに~ingを置くことができないのですか?」

 

というもの。そして問題を見てみると、

 

(   ) staying in London, I visited my uncle.

① While

② During

 

とあり(実際には4択問題だったのですが簡略します)①が正解で②のDuringは不正解。これに生徒は納得していないようでした。

 

なるほど、これは確かに理由如何によっては「?」がつく問題ではありますよね。

 

そもそもduring「前置詞」なので後ろに「~ing」は置けるはずです。さらに言えばwhlie接続詞なので後ろはS+V~「文」が来るはずですよね。これは英語学習者が混乱するのも無理はないです。

 

そこで今回はなぜduringの後ろに~ingがくることは出来ないのか?この点の「謎」を徹底解説!

 

ぜひ理解して今後の英語学習にお役立てください。

 

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

スポンサーリンク

duringはもともとdureの現在分詞

duringのもともとの形ですが、じつは「前置詞」ではなく動詞のdure「続く」の現在分詞during前置詞化したものなんです。



したがってもともとはこのduring自身が「現在分詞」だったわけで、その後ろにさらに~ingを続けてしまうと、



during + ~ing  ⇒ ~ing + ~ing



「現在分詞+動名詞」となり違和感が出てしまうんですね。これがduringの後ろに~ingを使えない理由の1つとなります。



たしかにduring「前置詞」といきなり教わってしまう英語学習者にとっては思いもつかない点ですよね。

 

duringの後ろは「定冠詞」のついた名詞か指示代名詞

これはのduringの語法ですね。during は通例定冠詞指示代名詞と共に使います。例えば


during the 1800s

during our visit


※the last [past, next] two years などでは for, during, in で使うことができます。



この時during our visitduring our visitingとはしません。理由は、そもそも準動詞(不定詞・分詞・動名詞)というのは、動詞の名詞形が「ない」場合に使うように現れたものだからです。



つまり、during + 名詞と表現できるものはわざわざduring + ~ing表現する必要がないのです。



ですからduring my stayと表現できるところをわざわざduring my stayingと表現する必要がないということですね。


※注意!!

このduring my stayingですが、実は最近の実用英語シーンでは結構頻繁に見かけるようになってきました。

 

いまではduring my stayduring my stayingでは前者の形が望ましいとされてきましたが、後者の形は【絶対に】使ってはいけないとまでは制限されておらず、かなり柔軟になってきていることがうかがえます。


ですが入試としてはduring my stay「名詞」で表現しておくのが無難でしょう。もし名詞形があるのならば、「前置詞+動名詞」よりも「前置詞+名詞」の方が【英語らしい】ということですね。


Though he is poor, he is happy.
=② In spite of being poor, he is happy.
=③ In spite of his poverty, he is happy.


②より③の方が英語らしい表現になります。

 

スポンサーリンク

while + ~ingは主語+be動詞の省略

最後にwhile接続詞「主語(S)と動詞(V)」が必要ですが、主節の主語と同じで、動詞がbe動詞の時などは、「主語+動詞」は省略することができます。

 

接続詞の後のS+Vの省略については以下の記事が詳しいです。

接続詞の後の文(S+V)の省略はちゃんとルールがあった!その方法を教えます
...

 

これはwhileに限ったことではなく、殆どの従属接続詞にあてはまります。


While I was cooking at home, I got a phone call from Tom.
While cooking at home, I got a phone call from Tom.

 

接続詞+Ving / Vp.pの中途半端な「分詞構文」を存分に検証してみたよ!
...
スポンサーリンク

duringとwhileの使い方を動画で学習してみよう

ここまででduringとwhileの違い、使い方を理解しましたら、以下の動画を確認してみましょう。動画の内容はネイティブの方がオール英語でduringとwhileの使い方の違いについて説明してくれます。

 

え?英語で?と気後れしなくても大丈夫!これまでの記事内容をしっかり押さえたあなたでしたら、びっくりするくらい英語の内容がすらすら頭に入ってきます。

 

しかも動画時間は1分弱程度の短い時間ですので、シャドーイングなども非常にやりやすいです。

↓↓

 

スポンサーリンク

まとめ

f:id:makocho0828:20171001130428j:plain



さて今回はいかがだったでしょうか。during + ~ingの形は最近では実用英語を中心に少しずつ認められつつあるのも事実ですが、いまだにwhileとの用法の違いとして、今回の例のように出題されます。




ぜひ使い分けができるようにしておいてくださいね!




ではまた。

分詞構文の学習方法がよく分からない!そんな方は以下のボタンをクリックしてみましょう。分詞構文の学習を効率よくすることができます。

「分詞構文の学習方法」に戻る

この続きはcodocで購読
まこちょの最新情報を深くお届け!
友だち追加
前置詞
スポンサーリンク
まこちょをフォローする



コメント

タイトルとURLをコピーしました