この記事は
英語の「強調表現」はどのくらい種類があるのでしょうか?たまに英文を読んでいると強調表現が出てくるのですがその種類が全部把握できません。ぜひ効率の良い「強調表現」の学習方法を教えてください!
と悩んでいる英語学習者に効果テキメンの記事になっています。
●いつもありがとうございます、まこちょです。
英文法単元の1つに「強調表現」があるのですが、この強調表現、英文のいたるところで使われる意外に使用頻度が高い用法です。
しかもこの強調表現は非常に種類が豊富で入試・資格試験頻出と決して軽く流せるような単元ではありません。
英語学習者にとって強調表現と言ったら、It is ~that…などの強調構文が有名ですがこのIt is~that…の構文ですら応用の形はさまざまです。強調についての学習はそこまで簡単なものじゃないんですね。
そこで今回は、英語の強調表現の効率的な学習方法についてご紹介します。種類が豊富な英語の強調表現について無駄のない学習手順をマスターできれば、はっきり言って強調表現は問題なくクリアできるでしょう。
以下の記事をご覧ください。そうすると次の点であなたの英語学習効率はグングン上がるはずです。
▶強調表現の学習方法がポイントでしっかり分かる
ぜひ英語の強調表現をあっさりモノにしてくださいね。
学習方法①:強調表現の種類をざっと把握しよう
まず、英語の強調表現ですが非常に種類が豊富です。
したがってやみくもに強調表現の学習を始めても、あまりの量に途中で挫折してしまう可能性が極めて高いのがこのジャンルです。例えば英語の強調表現の種類をざっと以下にご紹介すると
【英語の強調表現の種類一覧】
①名詞の強調
②動詞の強調
③形容詞・副詞の強調
④否定(副詞)の強調
⑤疑問詞の強調
⑥比較級・最上級の強調
⑦強調構文
と結構あったりします(笑)これを明確な学習方法を持たずに適当に取り組むのはさすがに非効率ですよね。
そこでまずは大物(?)の強調表現は置いておいて、極めて頻出度合いが高く、しかもお手軽に学習できるものから強調表現を学習するのがおススメです。
「動詞周り」の強調表現から学習開始
そこでまずは英文に欠かせない「動詞」周りの強調表現から着手するのが良いでしょう。やはり頻繁に見るものから学習していくほうが学習にも気合が入りますしね。
そこで以下の記事をまず読んでみましょう。この記事で「動詞 → 否定(副詞)→ 疑問詞 → 名詞」と強調について学習することが出来ます。
※比較級の強調についても若干ご紹介していますが、少々会得するのに時間がかかりますので後回しにしておきましょう。
また、これもかなり頻出な割には高確率でライティングなどで減点されてしまう箇所として、very、much、soなどの使い分けがあります。ぜひここで本腰を入れて学習に組み込むことをおススメします。
学習方法②:比較級・最上級の強調表現に取り組む
ここまでで動詞周りの強調表現をマスターできたら第一段階は終了。ここからは強調語句の選択肢が多い単元を集中的に学習していきます。
ここで取り組むのは「比較級・最上級」の強調表現なのですが、英語学習者によってはこの比較級という英文法単元で初めて強調というものを意識する方も多いですよね。
また「比較級と最上級という英文法単元が今一つ曖昧だ」という方は以下のような「比較の学習方法」についての記事もありますので、機会がありましたら集中学習してみてはいかがでしょうか。
比較級・最上級の強調表現のポイントについては以下の通り。特にキーになるのはveryが強調語として使うことが出来るかです。これがシャレにならないくらい出題されるんですよね(笑)
【比較級・最上級の強調表現のポイント】
- ① 比較級と最上級の強調表現の語句の違い
- ② veryが強調語に使えるかどうか
- ③ 最上級の強調語を置く場所
- ④ 比較級の強調語の使い分け(難易度高)
上記のポイントを押さえつつ、まずは「比較級」の強調表現から片づけていきましょう。
比較級の強調表現は種類が多いのですが、例えば難関大学の入試問題ではこの種類の「使い分け」まで(!)出題されます。びっくりですね。
比較級の強調表現について学習したら、間髪入れず「最上級」の強調表現についても勉強してしまいましょう。もちろんこの時は
- 比較級との強調表現とどう違うのか
- 最上級強調表現を置く場所
→ theの前か・後ろか
に注目して学習するのがポイントです。
※ここで、比較級の強調表現についてよく上がる質問をご紹介します。
比較級表現の中には、最上級の表現と合体したような独特の構文があったりします。例えば
the 比較級~ of …two…
「二つのうちで一番~だ」
例
We chose the smaller of the two puppies.
「私たちは2匹の子犬のうち、小さいほうを選んだ」
という構文があるのですが、本来最上級表現は2つのものを比べるときには使う事のできない表現です。
そこで本来最上級(-est / most-)の入る位置に比較級を使い、2つのものを比べているにも関わらず最上級表現を使っている矛盾を回避しているのですが…
この構文を強調したいときに、比較級の強調を使うのか、それとも最上級の強調を使うのかで悩んでしまう方がいます。まぁ当たり前ですが(笑)
この場合は最上級の強調表現by farを使うんです。もちろん知らないと悩んでしまう類なので、ここでご紹介した次第です。
例
We chose by far the smaller of the two puppies.
学習方法③:いよいよ本命!強調構文の学習へ
さて、ここまで強調表現について学習したら、いよいよ強調の大本命!「強調構文」の学習に取り掛かりましょう。
この強調構文はIt is ~that…という構文で、It isとthatの間に強調したい語句をはさめて表現する構文です。
ですが、この構文の厄介なところは、It is ~that…の形をした構文が「強調構文」だけではなく「仮主語構文」もあり、そもそも強調構文かどうか分からない場合があることです。
したがって強調構文を学習する際には、まずこのIt is~that…の構文は強調構文かそうでないかを慎重に見極める英語力が求められるということになります。この点において他の強調表現とは一段レベルが違うとみてよいでしょう。
そこでまずはIt is ~that…の文にはどのような種類があるのかを学習するのが強調構文を完全に理解するのに必要となります。以下の記事をスタートとして読んでみてください。
まず上記の記事で「強調構文」と「仮主語構文」の違いの基礎について学習し、以下の記事でIt is 名詞 that…の見分け方について学習するとすんなり強調構文について理解できます。
この2つの強調構文の記事を読めば強調構文についての知識はバッチリ!あとは実践問題を通じて練習してこなれてみましょう。
【実践問題記事(以下の記事は英文解釈です)】
強調表現の学習方法について:まとめ
今回は「強調表現」についての学習手順についてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。
正直いって強調表現は種類も多く、暗記しなければならないことも多く厄介ですが学習方法を間違えなければ比較的理解しやすいジャンルと言えます。
ただし、「比較級・最上級の強調表現の違い」と「強調構文」についてはそれぞれ似たような強調表現が多いせいか、クロスチェックをしながら学習する必要があります。つまり若干レベルが上がるんですね。
ぜひ上記の学習方法をマスターして、効率のいい学習をマスターしてくださいね!
また会いましょう。
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