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え?many とmuch、a lot ofは違いがあるってホント?「多くの」の表現を使い分けよう

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形容詞・副詞
 
この記事を読むと
manyとa lot ofが実は使い分けていることが分かります

 

 

● いつもありがとうございます、まこちょです。

 

英語には「多くの」を表す単語がたくさんあります。例えば many、much、a lot of、lotsなどがそうですね。

 

どれか一つにしてくれればいいのにと思うのはすべての英語学習者の心の叫びでしょう。

 

もちろん、この数ある「多くの」の表現をどれでも使ってよい、というのならこれほど楽なことはないのですが、英語の場合、この一つ一つを使い分けているからさらに厄介です。

 

特にmany とmuch、a lot ofの使い分けは、意外に気づかなく「盲点」になる場合が多いです。そこで今回はこの「多くの」を表す英語表現を徹底解説!ぜひ今後の英語学習にお役立てください。

 

 

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これが「多く(たくさん)」の英語表現の使い分けだ

まずは中学でも学習した基本事項から順番に確認してみましょう。

 

many

まずは「多くの」といったらこのmanyは外せませんね。形容詞で名詞を修飾します。ポイントをまとめてみましょう。

 

【many】

  1.  many + 名詞で使う
  2. 名詞は必ず可算名詞
  3. 名詞の後ろからは修飾できない

 

この3つがまずは基本です。特に重要なのは「可算名詞」で使うというところ。ですから当然後ろの名詞は「S」がついた複数形になっている場合がほとんどです。

 

many books

 

「S」がつかない複数扱いの名詞にももちろん使えますよ。

 

many people

 

またmanyは名詞を「後ろ」から修飾することは出来ません。つまりpeople manyという書き方は出来ないということですね。

 

I don’t have many friends.

「私は友達があまりいません」

 

How many people are coming?

「何人来るのですか?」

 

よく、このmanyと比較して学習するのがmuchです。

 

much

muchとmanyとの違いはいろいろあるのですが、まずはmuchの使い方を覚えましょう。

 

【much】

  1. much + 不可算名詞
  2. 名詞を後ろから修飾できない
  3. 副詞がある

 

muchは「不可算名詞」と一緒に使います。まずはここがmanyとの最大の違いでしょう。

 

much water

 

We don’t have much water.

「パンがあまりありません」

 

その他、manyとの最大の違いはmuchは形容詞のほかに「副詞」があるという点。名詞を修飾している時は「形容詞のmuch」、その他を修飾している場合は「副詞のmuch」ですので注意しましょう。

 

I was much confused.
「私は大いに困惑した」

 

副詞のmuchについて詳しく学習したい人はこちらにどうぞ

veryとmuch、soはどのように使い分けるのか?3つの副詞の違いを徹底解説!
...

 

比較級・最上級の強調表現で使うmuchも「副詞」です

比較級の強調表現much / far / a lot / even / stillの違いとは?徹底的に使い分けてみた!【やさしく語る英文法29】
...

 

最上級の強調表現by far、muchについて徹底解説!veryは確かに使えるが...の巻!
...

 

またmanyとmuchの違いについては動画で確認することもできます。ネイティブによるオール英語での簡潔な説明は、シャドーイングにも利用できて一石三鳥!1分弱で観ることができますのでぜひ以下の動画を確認してみてください。

↓↓↓

 

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a lot of は可算・不可算の両方に使える

ここまでのmanyとmuchの使い分けは、意外と中学英語で衝撃を持って迎えられる(?)せいか意外とクリアしている場合が多いんです。

 

ですが、それでもこの2つを使いこなすのが面倒くさい!という人がいるんですよね。

 

そんな人のために強力な味方になってくれるのが、a lot ofの存在。このa lot of ですが、なんと後ろに来る名詞は「可算名詞」「不可算名詞」の両方に使うことができる優れもの。

 

したがってこの使い分けを苦手としている英語が苦手な人に大人気です(笑)

 

だってこの名詞は可算?不可算?と悩んでしまったときは、とりあえずa lot ofにしておけば万事OKなのですから、そりゃファン(?)の心をつかんで離しませんよね。まとめると

 

【a lot of】

  1. a lot of + 可算名詞不可算名詞
  2. 後ろからは名詞を修飾できない
  3. 副詞がある(a lot)

 

 

There are a lot of apples.

「たくさんのリンゴがある」

 

ちなみに a lot ofのカジュアル版のlots ofという形も同じ使い方ができます。非常にくだけた表現で口語向きと言えるでしょう。

 

また a lot は副詞表現もあるので注意。主に文末に置いて使うか先ほどの比較級の強調表現で使ったりします。

 

見分け方のコツとしてはa lot 【of~】と後ろに前置詞+名詞が続いた場合は「形容詞句」として、ない場合は「副詞句」として使っていると判断して構いません。

 

 Thanks a lot.

「どうもありがとう」

 

これでThanks very muchとほぼ同じ意味で使われるんです。

 

I feel a lot better now.
「もうずいぶん気分がよくなった」

 

とここまではmanyとmuch、 a lot (of)の基本的なことをご紹介したに過ぎないのですが、実はこの「多くの」を表す表現の違いはこれだけにとどまらないのであった…!(ゴクリ)

 

以下の記事では、大学入試で出題されるmany・much、a lot ofの盲点についてじっくり解説します。

 

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これがmany / much とa lot ofの応用使い分けだ

さきほど、many 、much(形容詞)が使える場面では、a lot ofが使えて超便利ダネ、という内容をご紹介したのですが、実はそうは簡単にはいかないようなのです。

 

つまり何でもかんでもa lot ofだけ使っていればよい、というわけではなく、ニュアンス的にどうしても使い分けなければならない「違い」というものがあるんですね。

 

何でも a lot ofでOKでしょ?と熱狂的なファンがいるかと思いますがここはじっくりと腰を落ち着けて学習していただければと思います。

many とmuchは主に否定文と疑問文で使う

はい、まずはこれでしょうか。この辺になってくると、英作文等の「表現」の問題になってきます。

 

many とmuchは、実は肯定文で使うと「非常にフォーマル」な印象を相手に与えます。使われないわけではもちろんないのですが、平たく言うと「硬い」んですね。

 

特にmuchは肯定文ではほぼ使われないことは覚えておきましょう。

 

では、manyとmuchを肯定文では使わない場合、いったいどうやって「多くの」を表現するのかというと、そこでa lot ofが登場するんですね。例えば「水がたくさんある」の表現ですが

 

▲ We have much water.

◎ We have a lot of water. 

 

とmuchを使わない方が無難です。否定文・疑問文でしたらOKです。

 

We don’t have much bread.

「パンがあまりありません」

 

manyも同様に。疑問文・否定文で使うのが自然です。

 

Do you have many friends in this city?

「友達はこの街にはたくさんいますか」

 

※注意※

と、このようにmany / muchをご紹介すると、「いや!肯定文でもmany / muchを使った文はしょっちゅう見るぞ!」とご意見をいただく場合が結構あります。もちろん【必ず】使えないというわけではありません。以下の例外ポイントも同時に学習しておくと良いでしょう。

 

many / muchが「肯定文」と一緒に使われても【違和感がない】シチュエーション

 

① many + 名詞が「文」の主語として使われる場合。

 

many /much+名詞主語として使う場合は「肯定文」で使っても全く違和感がありません。いや、むしろ好んでa lot ofより使われます。

Many people in Japan like tennis.

「日本の多くの人々はテニスが好きだ」

 

 

ちなみにmany やmuchなどの「数量形容詞」と呼ばれるものは、many / much +【名詞】という形を取らなくても、つまりmany / much 単体で主語になれるという知識も知っておきましょう。

 

Many in Japan like tennis.

 

Much must ne done 

「多くのことをしなければならない」

 

many とmuchが「so」「too」「very」と一緒の場合

これもよく見る形かと。例えばso many や、too much、so muchなど否定文や疑問文だけでなく普通の肯定文でも自然な表現として使うことができます。

 

You have too much work to do.

「君の仕事は多すぎるよ」

 

Thank you very much!

「どうもありがとう!」

 

イディオム

manyは特に重要イディオムとしてもよく使われます。その場合は肯定文で使っても何ら違和感はありません。

 

例えば比較級表現のas many~(~と同じくらいの)、a good many(かなり多くの)などは覚えるべき熟語ですが、肯定文と使っても問題ありません。

 

Read as many books as you can.

「できるだけ多くの本を読みなさい」

 

A great many people told me to leave.

「非常にたくさんの人たちが私に出ていけと言った」

 

manyの特殊用法について具体的に学習したい人は以下の記事を確認してみてください。入試で狙われるmanyの使い方が分かります。

manyの特殊用法についてはこちらへ

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あとがき

 

今回は、manyとmuch、a lot ofについてのディープな使い分けをご紹介しました。意外に何でもかんでもmany / much = a lot ofと取らえてはいけないということをしっかり理解してください。

 

マスターすると英作文などの表現で、【違いの分かる】英語学習者を演出できますよ(笑)頑張ってくださいね!

 

ではまた。

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